「〇目標は大切である」
以前の記事で「目的を明確にしておく」ということの大切さを書いたが、今回は「目標は大切である」ことの理由とコツを書き記したいと思う。
「いまさら言われなくても・・・」と言われる内容かもしれないが、基本に立ち返る意味も含めて触れておきたいと思う。
ーはじめにー
森で迷わないためには、目印が必要である。人は何らかの「目的」や「夢」を持った時に、初めて自らの人生に「希望」や「意味」といったものを見出す。
それ自体は素晴らしい事なのだが、もちろん簡単に叶いはしない。では一体その夢を叶えるために、何が必要なのかを思考錯誤し努力をする。
問題なのは、その努力が果たして正しいかどうかである。せっかく頑張ったのに報われないのでは、勿体ないしモチベーションも下がってしまう。
そこで大事になってくるのは、結果に至るまでの「正しい道標」であり「目標」なのである。
ゴールである「目的」と道標としての「目標」、何かを成し遂げようと思った時には両方が必要になるのである。
では、具体的にどんな目標を立てればよいのか。個人的には以下のポイントを意識しているので、簡潔にまとめていきたい。
ー現状を正しく認識するー
まず最初に確かめておきたいのが、現時点における「理想」と「現実」のギャップについて。現状を正しく認識しておかなければ、今後何をどうして行けばいいのか分からない。
目指すべき「理想」に対して、「現実」の自分がいま"どの辺り"に位置しているのか。「主観的な視点」のみならず、「客観的な視点」も含めて確認しておく必要がある。
現実から目を背けても、"ギャップ"は埋まらないのである。
ー時間軸を意識するー
一言で目標といっても、期間によって種類が存在する。
基準となる時間軸の長さによっても変わってくるが、自分の中では以下のイメージを持っている。
・短期目標・・・直近の目標
・中期目標・・・少し時間が掛かる
・長期目標・・・年単位での時間が必要
「数年単位」で考えると上記の期間が目安になるし、「人生単位」での目標を考えるのであれば、当然もっと長いスパンになる。
またその人が持つ「夢の内容」「環境」「経済力」など、様々な事情によって変わってくるので決して正解が存在するわけではない。
ームリせず実行するー
目標を決めたからといって、順調に物事が進むことは余りない。人によって違えど、必ず何らかの問題が起こり「計画」の進行に支障が出るもの。
「思っていたよりも、時間やお金などのコストが掛かる」「環境面での状況が変わった」「モチベーションが保てない」・・・
こうした問題を解決する上で、必要になるコツは以下の2点になる。
1つ目は「スモールステップ」。細分化された目標を達成していくやり方なのでモチベーションが保ちやすい。
2つ目は「PDCAサイクル」。「計画/実行/評価/改善」で構成されたフレームワークの一種であり、結果に対する精度向上を目指すのに役に立つ。
この2つのコツに共通しているのは、その時々の状況に応じて柔軟な変更が効きやすいという点にある。
スモールステップ・・・目標を細分化、小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていくこと。
PDCAサイクル・・・精度向上を目指すフレームワークの一種。
ーまとめー
・「理想」と「現実」のギャップを意識する
・「目的」の到達するためには、道標となる「目標」が必要
・「目標」の時間軸には、短期/中期/長期がある
・「スモールステップ」「PDCAサイクル」を意識する
・状況に応じて、柔軟に対応する
・決して、「正解」が存在するわけではない