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【絶品お餅・だんご3選】自称食通のグルメエッセイ風

年末年始にかかせない「お餅」「だんご」。
自称食通で表現力に自信のある筆者が、今まで食したお餅・だんごから
絶品3選をご紹介します!


絶品のだんご3選はこれだ!

粟餅 粟餅所 澤屋(京都府・北野白梅町)

二人でシェアしてちょうどいい 750円

【おすすめポイント】
やわやわ食感を生み出す、優しい人肌

京都といえば!の超代表格お餅。
これを食べずして北野天満宮に行ってきたとは言えない。

粟餅って何よ、と抵抗感のある人も恐れることなかれ。
粟だからといってクセがあるわけではなく、お餅がほんのり茶色に色づいているのと、真っ白なお餅よりも素朴な感じがするのみ。

まん丸の餡子餅と、にょーんと伸びたきな粉餅のセット。
特筆すべきは餡子
「こし餡」と言われてイメージする画って、黒々てかてかとした姿ではないでしょうか。
それが澤屋の餡子は高貴な紫色
なめらかでマットな質感はまるでベルベットのよう。
つきたての柔らかさ、人肌の温かさを持つ粟餅になめらかなこし餡がよく合います。

一度食べると満足!なのですが、再び京都を訪れた時は「粟餅、食べないのもったいないな…」と思って立ち寄ってしまうお店です。


豆餅 出町ふたば(京都府・出町柳)

ずっしり幸せの重さ。1個240円

【おすすめポイント】
強めの塩気のごろごろお豆歯切れのよいお餅

こちらも行列ができることで有名なお店。
「京都でおすすめの店知らない?」と京都知らない人に聞かれて、
これを答えたらなかなか粋だと思う(個人的見解)。
並ばずに買うにはとにかく開店直後を目指すこと。
朝イチでお店に着くと並ばず変えました!(その後すぐに2,3人ほどお客さんが来ていました)

店の奥でたくさんの店員さんがせっせとお餅丸めるのを観察できる

豆餅と言われますが、いわゆる豆大福のことです。
お豆がごろごろ透けて見えるお餅にこし餡がたっぷり包まれた一品。
ずっしりと重く、餡子がたっぷり詰まっていることが伝わります。

驚くのはお豆の塩気
これが餡子の甘さを和らげ、後味を軽くしてくれます。
それでいて甘じょっぱさが後引き、もう1個食べたい、と思わせるほど。
お餅もふわふわ柔らかいと思いきや、歯切れのよさもあり、
二面性を兼ね備えたニクイお餅なのです!

お持ち帰りのみなのですが、なるべく早く食べることをおすすめします。
個人的おすすめは、賀茂川の河原で頬張ること!
眩しい朝日と豆餅の美味しさに包まれる…至福です。


空飛ぶだんご 郭公屋(岩手県・厳美渓)

このボリュームで500円(お茶付き)

【おすすめポイント】
店員さんの技術に脱帽&想像を超える美味しさ

絵本のタイトルか?と思うようなネーミング。
でもこれ、想像以上に空を飛んでいるんです!!
厳美渓の対岸という立地を活用した、ブランディングに脱帽。
日本昔話に出てきそうなカゴにお金を入れて、注文する数だけゴーンと鐘を叩くところも面白いんですが、
大目玉は店員さんのカゴ捌き(?)。想像以上のスピードと安定感でお団子とお茶を運ぶ姿は何回も凝視してしまう。

店員さんの凄腕カゴ捌き。約15秒で到着。速すぎ。

お団子はみたらし、餡子、ごまの3種類。
ひとつの串に5個お団子が刺さっています。
3個のお団子が主流の中、5個は食べ応えもありコスパ最強です。

お団子もまん丸の球体ではなく、棒状のお餅を切った輪切りの形状。
すあまのようなツルっとした表面なので、柔らかさよりは噛み応え、もちもちとした弾力が強いのかな?と思ったところ…
予想を裏切るやわやわ、ふわふわ食感

特におすすめはごま
艶やかな漆黒の黒ごま餡が、ごまの香ばしさを存分に引き出した絶品です!
ごまの香ばしさ、味噌が混ざったような甘じょっぱさなめらかな舌触り…
ごま餡の概念をアップデートしてくれます。
餡子がたっぷり載っており、箱に残ってしまうので、お団子全体にまとわせて余すことなく味わってください。意地汚さへの恥は捨てましょう。

正直「空飛ぶとか言って、SNS受けだけでしょ」と、期待度は低めでした。
が、空飛ぶ演出といい、その味といい、想像をはるかに凌ぐ絶品でした。
土下座。
立地、演出抜きでも3本の指に入るお団子です!


年末年始に食べたい絶品お餅、だんご3選いかがでしたでしょうか。
ぜひ旅のおともに味わってみてください!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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