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仕事そして自分との向き合い方

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note代表の加藤貞顕氏の記事を含めた、仕事と労働環境へ実践的アプローチをされている方々の記事を集めさせていただきました。 人の内面をどう見つめていくのか、深掘りしている方々も…
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2023年11月の記事一覧

社名を検索すると、ちょっとネガティブな検索候補が。そんなときにやってみたこと[社員ブログ]

こんにちは、ライフネット生命のマーケティング部でマネージャーをしている長沼です。普段は、保険代理店担当のリーダーとして、WEBマーケティングに従事しています。そんな僕が、ずっと「どうにかしたいなあ」と思っていたことがあり……。社内の知見のあるメンバーに相談したり、あれこれ考えて試してみたりしたところ、想定以上の効果が生まれたので、ぜひ紹介をさせてください! ちなみに、ライフネット生命は主にインターネットで保険商品を提供しています。 使い心地の良いサービスを提供することで、保

レースを縫いつけ終わるころには

10月末にインフルエンザにかかってから、なかなか体力が戻らなかった。 熱が下がってからも微熱が続き、頭痛が続いていた。ようやく治ってからも、どうもしゃっきりしないというか、やたらと眠くなったり、疲れやすくなっていた。 そうなってくると人間よろしくない。 自己肯定感がだだ下がり。見なくてもいいSNSを見てしまって、みんながバリバリと仕事をこなしているのを見て意味もなく落ち込んだり、だれもわたしのことを忘れてしまったような気がしてしまったり。 でもやらなきゃいけないドレス

自分でやるほうが早い、属人化からの脱却

今抱えている業務。誰かに任せるより自分でやったほうが早い、と思っている方は多いのではないでしょうか。 今回は、業務の属人化から脱却し、業務を任せる方向へ移行していくための考え方について書いてみたいと思います。 1. 任せるとは何か、を理解する自分でやってしまおうという考えには、どのような意味があるのでしょうか。おそらく、任せる工数(任せる準備/ディレクション)より、自分で完結までやり切る工数のほうが、労力と時間を抑えることができるという意味でしょう。 まず「任せる」とい

[短編小説] 明日を繋ぐ縁~一畑電車大社線出雲大社前駅

 赤いハンカチーフを右手でハラリと宙に舞わせ、無数のトランプがシルクハットから華麗に舞い上がる、はずだった。  シルクハットが左手から僅かにずれ、トランプは無残にバラバラと床に落ちた。空席の目立つ客席から聞こえた中年男性の失笑が、散らばったトランプを拾う背中に突き刺さった。  「もう呼んでもらえないかもな」  先輩がバックステージでぼそっと呟いた。  そうかもな、と自分でも感じた。  薄い引き戸をバタバタ叩き、僅かに開いた隙間から音をたてて吹き抜ける秋風が、沈む思いをより一