一人暮らしと角食パン
毎朝コーヒーと一緒にトースト一枚を食べる
トーストは大抵切れ目を入れる
そうするとコメダ珈琲のトーストのように
無限に美味しくなる
食パンは五枚切りを買う
買ったらなるだけ早く五枚のうち二枚冷凍する
冷凍は延命処置
最初の一枚が一番美味しいから、バターしかつけない
二枚目、三枚目となるとちょっと湿気てくる(気がする)のではちみつやらジャムやらをバターの後に加える
朝食は一日三食あるなかで一番好きだ
おなかペコペコではない分、幅があって自由だと思う
仕事の日はどれだけ腹持ちするかが重要で、私にはごはんよりもパンが選ばれる
バラエティで、「トーストが焦げる瞬間ていつも一瞬なのよね」と言っていたのはほんとうにその通りだと思う
いつもトースターに張り付いてみているが、焼けない焼けない焼けない
焼けた!あ焦げた!
となるから、美しい黄金色で取りだせたときは写真を撮ってしまう
焼きたてのおいしさが短命なのも、トーストの特徴だろう
コーヒーはトーストが焼けたころ淹れ終わっているのが理想
パン屋の食パンは毎朝の食卓に向かない
香り高くおいしいけれど市販の食パンの密度に比べるとスカスカしたものが多く、食卓には向かない、しっくりこない
母がトーストをかじると
これが一番好きと必ず言うのだが、最近になってその気持ちがわかってきた
いい朝が来たと感じるのは、
パンとコーヒーの香り、トーストのひとくち目だ