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最近の記事

私の菓子パンライフ

(写真は私のベスト菓子パンだ。ドラックストアで出会ったが、5月に入ってから目にしていない。) 体重増加の原因は菓子パンだと知りながら、私は菓子パンライフを満喫する。 就職し朝コーヒーを飲んで一日を始めることが習慣になり、毎朝食パンとコーヒーの生活だった。食パンなら罪悪感もなく、バターやらシュガートーストやら日替わりで塗っていれば飽きなかったのだ、つい最近までは。 4月にコーヒー豆屋さんに行ってみてから、コーヒーという存在が特に好きになっていった。するとどうだろう、コーヒ

    • よみがえれミリー

      夢で逢うのは、嬉しくてたまらないといった様子でハッハッと息を吐きながら横切るミリー(犬)で、でも逢うと同時に亡くなったときの冷たくなった感触を思い出す。夢の中でも、もうミリーはいないことをわかっている。 ミリーはお尻の大きい犬だった。私がミリーのお尻に頭をのせて部活動の服のまま寝ている写真が、今も残っている。 悲しくてやりきれない気持ちのとき、ミリーの名前を呼んでみることがある。自分の声が部屋に響いて、ミリーが居ないことを実感する。 そうすることで私は、ちゃんと悲しむこと

      • お酒の世界の入口にいる

        家に帰って缶をプシュッと開けたときには、仕事で落ちた気分が急浮上して 頬が緩む。その場にアテがあれば、なお良い。 餃子にビール、鍋に日本酒、チヂミにチャミスル。 私はお酒文化全体を愛している。居酒屋の料理をよくまねしていて、最近のヒットはカレーたくあん乗せポテサラ。貰い物のたくあんが手に余っていたので、刻んでカレー粉マヨネーズとあえて、買ってきたポテサラに乗せたもの。これは雑誌のなかで名店のレシピとして紹介されていた。 お酒が好きだが弱いという哀しみをもつ私は、お酒の楽しい

        • 平気なフリしても無駄

          平気なフリをしていても実際は傷ついている。 その言葉や行動に、心はぐらぐらになって表面必死に平静を装うだけになって、何も考えられなくなった自分を空っぽだと感じる。 職場のAさんは悪い人ではないがまっすぐ正しい人で、思ったこと全部言う。これはこうじゃない何でわかんないかな、とか。 言葉は受け取る側のものだ。Aさんに悪意がないことを分かっていても、私は必要以上に動揺してしまう。 傷つけられたことに大騒ぎになるのが嫌だ。もっとやるべきことがあるはずだから。言葉の真意を考えると

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        • 食べること
          1本
        • 車中泊・キャンプ
          0本
        • 手帳
          0本

        記事

          一人暮らしと角食パン

          毎朝コーヒーと一緒にトースト一枚を食べる トーストは大抵切れ目を入れる  そうするとコメダ珈琲のトーストのように 無限に美味しくなる 食パンは五枚切りを買う 買ったらなるだけ早く五枚のうち二枚冷凍する 冷凍は延命処置 最初の一枚が一番美味しいから、バターしかつけない 二枚目、三枚目となるとちょっと湿気てくる(気がする)のではちみつやらジャムやらをバターの後に加える 朝食は一日三食あるなかで一番好きだ おなかペコペコではない分、幅があって自由だと思う 仕事の日はどれだけ

          一人暮らしと角食パン

          介護職と死

          死を目の当たりにしたとき、なぜ悲しくなるのか。 生と地続きであるはずの死は、生とは遠く、例えば月の裏側のように 暗く冷たく感じた。 介護の仕事を始めて半年以上過ぎており、よくよく覚悟していたつもりだった。その方はゆっくりと亡くなった。 その方がニカっと笑った顔や、こちらが何をいっているのかわからなくても 返事だけはしっかりとされるその律儀さに、これまでの人生の片鱗を感じていた。 その方がたった半年の間に”たいせつなひと”になっていたのだろうか。 ”たいせつなひと”になっ

          介護職と死

          手帳をどうしても一冊にしたい話

          ほぼ日、ロルバーン、ジブン手帳、エディットなどなど、有名どころにはほとんど手を出しました。機能よりも見た目で選んだり、半端な時期に安くなっている手帳をとりあえず買ってみたこともあります。 手帳の内容も、マンスリーだけのものからウィークリータイプ、バーチカルタイプ、1日1ページと、バラバラです。 でも手帳を一冊にまとめることはずっと貫いています。手帳に求める機能は、今のところ ・予定管理 ・タスク管理 ・習慣の管理  ・その日の出来事の記録 ・週ごと、月ごとのふりかえり ・ス

          手帳をどうしても一冊にしたい話

          本が頼りだったころ

          長らく自分の趣味は読書だと思ってきたけど、ちょっと違うことにきづいた。 小さなころは、ただ面白くて読んでいた。エルマーの冒険?とか、ダレン・シャンとか、シリーズもの。 中学生になって、自分が友達づくりに向いてないことがわかって、本に逃げた。近くにいる人の会話に耳をそばだてながら、聞こえないふりをしながら。一人で必死だった。 でも本はいつでも面白かった。中学では図書室にある小説を片っ端から読んで、小川洋子さんとか島本理生さん、吉本ばななさんとかを知った。好きだなと思った作

          本が頼りだったころ

          散歩に出掛ける

          散歩は何にも代えがたい 散歩でしか気づかないことがあるし、散歩の後にしか散歩後の気分にはなれない ちょっと長いと嫌になるので、いつも徒歩10分くらいのコンビニまで一往復する ホットのカフェラテをすすりながら帰る

          散歩に出掛ける