20代4社経験の私が伝える「理想の仕事の探し方」【転職初心者向け】
新卒からずっと同じ会社に勤めている方にとって、
転職はかなり勇気のいる行動ですよね。
「え、もう一回就活みたいなことすんの??」
「働きながら準備する余裕なんてないよ…」
「今の会社の外でやっていける自信なんてない…」
そんな心の声が聞こえてきます。
私も新卒9ヶ月で行った最初の転職はめっっっちゃくちゃ怖かったです…。
全く異業種に行こうとしていたので、
今までの経験が無駄になるんじゃないか…と
モヤモヤ葛藤していました。
でも実際はなんとかなりました。
なんなら、この転職がキッカケで
・国内有数の大手IT企業に転職
・年収が新卒と比べて500万近くアップ
・入社1年半で、数百人からMVPに選出される
などいろいろ大きな成果を出すことができました。
あのまま転職しないで最初の職場で耐え続けたら、
この結果は得られなかったでしょう。
初めての転職を控えている皆さん向けに、
私が辿り着いた「理想の仕事の探し方」をお伝えしていきます。
全部やらなきゃダメってわけではないので、
自分にできそうかも?と思うとのだけでも
チャレンジしてみてください。
①好きなこと・得意なこと・稼げることをリストアップする
理想の働き方の探し方は、
好きなこと
得意なこと
稼げること
の共通項を見つけることです。
各項目の詳しい説明はこれからしますが、
とにかく3つの要素のうちなるべく多くを満たしたものを探すのです。
「好きだけど得意じゃないし稼げない」こと、
例えば初心者がサッカーのドリブルだけに時間を費やしても、
人より上達スピードが遅くてお金も精神的満足感も得にくいです。
それよりも「好きで得意だけど稼げないこと」に時間を使った方が上達スピードは早いですし、
「好きで得意じゃないけど稼げること」が見つかれば、得意じゃなくてもお金は稼ぎやすいです。
好きなこと
人生のうちどのくらいの割合で仕事をしているか考えたことはありますか?
ざっくり20〜70歳まで働いて、
1日8時間勤務だとすると、
人生の1/6は仕事に費やしていることになります。
そんな膨大な時間を嫌いで仕方ない仕事に費やすと考えると…ゾッとしませんか?
「好きなこと」を仕事にできれば、
仕事をするのがたまらなく楽しくなり
毎日始業時間をウキウキで迎えられます。
そんな仕事に出会う方法は
「動詞」で考えることです。
『苦しかったときの話をしようか』などの著者である天才マーケター・森岡毅さんの言葉をお借りしています。
あなたの「好きなこと」を思い浮かべてください。
そう聞くと、皆さん名詞を探してしまいがちです。
サッカー、創作活動、食べ歩き…。
そうではなくて、「動詞」を探すとどうなるでしょうか。
サッカーの中でもゴールを決めるのが好きなのか、戦略を立てるのが好きなのか。
創作活動は作るのが好きなのか、人の喜ぶ顔を見るのが好きなのか。
このように動詞で考えた方が、より抽象化して考えることができます。
こうしてリストアップした「動詞」の集合体こそ、あなたの好きなことです。
得意なこと
得意なことと聞いても、いまいちピンとこない!という方もいると思います。
日々生きてて自分の長所について考える機会なんてないですもんね。
それでは自分の得意領域はどう見つけるかというと、
・自分はすんなりできるけど、人からめっちゃ感謝されること
を探してください。
「あれ?今俺なんかやっちゃいました?」
「何って、普通に〇〇しただけだけど…」
という異世界転生した主人公みたいなスキルが見つかるとよいです。
私はPythonやSQLを使ったデータ処理が得意なんですが、
得意でない方からは死ぬほど重宝していただいてます。
そのおかげで実績や信頼がどんどん溜まっていき、社内表彰をいただくまでになりました。
こんな感じで、自分と周りとのギャップに
自分の得意なことは潜んでいます。
稼げること
これまでの2項目は自分の内面に答えがありましたが、
この項目は自分の外にあります。
年収を決める要素として、年齢やスキル以外に
業界や業種も重要です。
よく「エッセンシャルワーカーの年収が低い」とSNSで話題になりますよね。
是非は置いておいて、なぜ低いかというと
働いている方の能力が低いわけでは全くなく
そのような利益構造になっているからです。
世間からのニーズや利益率、時代の移ろいなど、
上げきれないほどたくさんの要素でその業界の利益構造は決まります。
当然利益が出ているほど従業員に出せる金額も増えるはずです。
業界以外に職種もその人の年収を左右します。
営業やバックオフィスよりもプログラマーの年収が高いのは、
そのスキルを持った人の希少価値が高いからです。
資格や特殊スキルを持つ人材の方が、高いお金を費やしても雇用したいはずなので
年収が高くなります。
インターネット上に業種・職種別の平均年収がまとまっていると思うので、
ぜひその情報も参考にしてください。
②今の仕事で嫌なことをリストアップする
転職したいということは、今の職場に何かしらの不満があるはずです。
「自責思考だから自分で選んだんだ!」という方、立派です。
ですが、今は私しか聞いていないので、
自分の心に正直になっても大丈ですよ。
例えば
・残業が多い
・年収が低い
・人間関係がよくない
・やりたい仕事ができない
などありますね。
心に従って全て書き出したら、
それをつらい順に番号をつけていきます。
1.やりたい仕事ができない
2.残業が多い
3.年収が低い
4.人間関係がよくない
いい感じです。
次はその項目を、全て正反対にしてみてください。
1.やりたい仕事ができる
2.残業が少ない
3.年収が低くない
4.人間関係がよい/またはドライ
はい、これこそあなたが次の職場に求めるべき条件です。
簡単ですね。
途中で番号付けしたのは、
全てを満たす理想郷を探し求めて転職できない…
という事態を防ぐためです。
何番まで必須条件でそれ以降はオプションなのか、
自分の中で基準を決めてください。
③口コミを探す
②で書き上げた条件を満たす仕事を見つけるには、
実際に働いている人の意見を聞くのがいちばん。
前もご紹介した「OpenWork」という求人サイトで会社名を調べてみると、
その会社で働いたことがある人の屈託のない意見を読むことができます。
一件一件の口コミと平均スコアを見比べて、
自分の気になる会社と職種が本当に自分とマッチしているのかチェックしましょう。
自分も口コミを投稿しないといけなくて面倒なんですが、
ちゃんと口コミの文章を読んでみることをおすすめします。
平均だけだと情報が不足してますし、
書かれている文章から実際にどんな人が働いていそうか推測することもできます。
ただ、口コミ件数が少ない時は統計的に信用できないので気をつけてください。
そして、自分のプラスになる意見だけ集めて安心するのもやめましょうね。
ちゃんとメリット・デメリット両方を書き出して、
複数の候補を比較してください。
最後に:住めば都の可能性もある
ここまで、3つの方法で理想の仕事を見つける方法について書いてきました。
でも気をつけてほしいのは、
「理想を追い求めて動き出せない」事態は避けてください、ということです。
理想はあくまでも理想。
今目の前に全ての理想を叶えられる仕事が転がっているとは限りません。
あなたが仕事を頑張り、
たくさんの実績を得られた末に
ようやく手に入る「理想」もあるはずです。
今すぐに完璧な理想郷を追い求めるのは、
デビューしたての無名シンガーがいきなり東京ドーム公演を開こうとするようなもの。
ちゃんと順を追って成長していけば得られるはずなので、
慌てずいきましょう。
何年後までに理想の仕事をするんだ!
と期限を決めておくのはとてもよいです。
ぜひ一歩一歩を踏みしめながら、
理想の働き方を目指して頑張りましょう。