【じーじは見た!】 後編:未来人材会議6回分の成果物を見てみた⁉
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉
経済産業省が主管官庁となって「未来人材ビジョン」を発表しました。
本編は後編です。前編から読んでいただけると話が繋がります。
後編では「未来人材ビジョン」の中味を見ていきましょう。
1️⃣ 問題意識
今日から急に出生率が2を回復したとしてももはや2050年までの労働生産人口の減少は止めようがありません。
慢性的な人手不足が考えられる中で、不足分を外国人に依存しようと思ったところで既に外国人から選ばれない国になっています。その問題意識から議論がスタートしました。
2️⃣ 労働需要の推計
労働需要は、2つのシナリオで推計されています。
一つは「高成長シナリオ」、もう一つは「低成長シナリオ」です。
変わらない国、変わりたくない国「日本」から考えるとこれからの30年も低成長が考えられなくはありませんが、頑張れZ世代のじーじは「高成長シナリオ」だけをピックアップしますね。
3️⃣ 雇用・人材育成
さて、それでは未来の雇用環境に適した人材の育成はどうあるべきなのでしょうか?
高度経済成長期「規格大量生産」時代には「みんなと一緒」を重視する人材の雇用と育成のメカニズムが機能したため、それをマイナーチェンジしながら日本の教育はプログラムされてきました。
海外からは「無能」な日本人と思われ始めています。
でも仕方ありません。どの国よりも勉強嫌いなのだから。。。
だって企業は人材教育にお金を投じることなく、現場改善力に依存して、個人も職場での協調性を大事にして長時間会社の人と一緒にいることで社外での学習や自己啓発をすることなく、やってきたのですから😅
SNSの発展で「内向き」指向が若者にどんどん浸透しているので、便利な日本を飛び出してまで苦手な外国語を学ぶような環境に飛び出していこうとする若者が減っています。
これは何も若者が悪いのではなく、日本では海外留学させられる恵まれた環境にある家庭が限られているという面も大きいと思いますよ。
「行きたくてもお金がない」という現実は、政治の出番です。
もうここまでデータを見てくれば、どんな人材育成が必要か、だんだん分かってきましたよね。
4️⃣ 教育
「じーじのボヤキ」で取り上げようと思っているのですが、孫が教えてくれたNHK for School ココロ部という番組がネットでアーカイブを利用できるようになっています。
孫の学校では、10分間の番組を見た後で「この村の森を開発して道路を作るべきかどうか」についてディベートさせる授業をやったそうです。
ディベートは、人の意見を直ぐに否定するのではなくて、相手の意見を十分に聞いて認めた上で、自分の意見を伝えて議論を周りに聞いてもらい、判断に役立ててもらう民主主義の基本ツールです。そんな授業を工夫してくれている先生も現れ始めています。
5️⃣ 結語
ここまで見てきた最後は、お題目だけを記載しておきます。
具体例に興味を持たれた方は資料をご覧ください。
1.旧来の日本型雇用システムからの転換
(1)人を大切にする企業経営へ
(2)労働移動が円滑に行われる社会に
2.好きなことに夢中になれる教育への転換
未来人材会議メンバー以外に講演されたゲストスピーカーの方々
※敬称略、所属役職は令和4年3月末時点
時田 隆仁 富士通株式会社 代表取締役社長
中務 陽介 DMG森精機株式会社 執行役員
東 崇徳 トヨタ自動車株式会社 総務・人事本部本部長
伊藤 仁 鹿島建設株式会社 専務執行役員・建築管理本部副本部長
佐々木 照之 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 執行役常務 グループCHRO
瀧澤 昌宏 株式会社JERA 常務執行役員・ビジネスサポート&ソリューション本部長
渡邉 廣之 イオン株式会社 執行役副社長(人事・管理担当兼リスクマネジメント管掌)
河合 秀治 セイノーホールディングス株式会社 執行役員(ラストワンマイル推進チーム担当)
川本 裕子 人事院 総裁
未来人材の若者に向けて締めの台詞は
頑張れZ世代!
☆☆☆
(感謝)
▼じーじの大好きなみこちゃん、じーじのリベラルアーツを刺激してくれるnoterでもあるみこちゃんにじーじの川柳を紹介していただきました。「憲法改正」をお題にした川柳でしたが、みこちゃんには、「任せたい憲法改正若者に」で次の時代をよろしくお願いしたいですね。記事の紹介ありがとうございます😊
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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コメントなんかいただけたら、飛び上がって喜んじゃいます😂😂
▼1991年の論文で「教育と医療」分野はマネジメントが駄目だと指摘してくれていたのに未だにこの分野のマネジメントがなっていないのは情けない。
▼教育に対する危機感を多くの日本人が感じています⁉
▼Z世代応援団のじーじをよろしくお願いします。