【じーじは見た!】 後編:橘川武郎さん再び! 日本の原子力政策に喝⁉
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉
さて、またまた橘川先生に登場していただきました。
東京財団政策研究所の「加速するエネルギー転換と日本の対応」研究プログラム(研究期間:2020年4月~2023年3月)の活動の中で2021年度研究報告として「カーボンニュートラルに向けた 日本のエネルギー政策のあり方」と題するレポートが発表され、橘川先生は、2つの章を担当されました。
橘川先生が書かれた「原子力と化石燃料のゆくえ」を見ていきましょう。
本編は後編です。前編から読んでいただくと話が繋がって分かり易いと思います。
✅代替案を確認する前にもう一つの問題について
さて、小泉元首相が、核のゴミ問題を理由に原発ゼロを訴えておられますが、政府は核のゴミを再度燃料として使用する「核燃料サイクル」一本やりの政策で、核のゴミ問題から目を反らしてきました。
橘川先生は、この政府の一本足方針を二重の意味で既に破綻していると書かれています。
凄いでしょ⁉ 政治家の無能・無策ぶり。
こんな大事な話を私たち素人にも分かるように橘川先生が上手に解説してくれていますよね。
この核燃料サイクルが回ることが前提でプルトニウムの生産をアメリカ政府の後ろ盾で認めてもらっていたのだけれど、破綻している計画を放置し続ける政治的無策を続けていると、せっかく2006年から試運転に入っている六ヶ所村の再処理工場が竣工する前に国際問題(日本は非核兵器保有国なのに使いもしないプルトニウムの生産の必要なし)にされることまで予見されています。
✅原子力依存を下げる代わりの「カーボンフリー火力」
橘川先生が日本が力を入れていくべきは、アンモニアと水素を活用したカーボンフリー火力にありと言われています。
火力発電そのものを否定的にとらえている欧州の発想からは生まれようのないカーボンフリー火力は、既存インフラを徹底的に活用できるという意味でも日本が将来的な産業競争力を維持していくための重要な分野になるとの見解です。
欧米が重視していない2つの技術。それは、アンモニアを燃料として使用するカーボンフリー火力発電と、二酸化炭素と水素から都市ガスの主成分であるメタンを作るメタネーションです。
ここに日本企業は活路を求めていく必要があります。
橘川先生は次のように書かれています。
✅日本が進むべき道
欧州の真似をして再エネ(風力・太陽光)と電化、EV化だけに依存していたのでは、日本の国力は弱る一方です。
地球環境産業技術研究機構(RITE)が2050年におけるわが国の電力コスト(限界費用)が大幅に上昇することを2021年5月13日に発表したのは衝撃的だったと橘川さんは書いておられます。
現在の情勢から考えるとこの程度の価格では収まらない可能性もありますが、だからこそ日本が生きる道は、2050年時点で「再生可能エネルギー比率47%:原子力10%:水素:アンモニア火力23%:CCUS火力:20%」の⑤を追求すべきではないのかなとじーじは思います。
燃料電池車の普及も含め、日本が生きる道は「水素」活用で世界に先行すること以外にないように思います。あとは、政治が決めるか、決めないかです。
お時間がありましたら是非橘川先生のレポート全文を読んでみてください。更に理解が深まると思います。
小難しい話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
▼月曜日に「おめでとうございます」通知をいただきました。沢山のスキをありがとうございます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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コメントなんかいただけたら、飛び上がって喜んじゃいます😂😂
▼じーじも橘川先生のようにずっと「水素」こそが日本の生きる道だと思ってきました。
▼Z世代応援団のじーじをよろしくお願いします。