学童保育のおやつを、何気ないもので特別にする方法
学童保育では、補食の一環としておやつを提供することになっています。
子どもが生活する第二の家として、衣食住を保障する場所である学童保育。
保障するはずが、保護者の声には『スナックばかりで、補食の意味とは?と考えさせられます。』と。
補食として、スナック菓子が本当にいけないのでしょうか❓
学童保育のおやつについて、栄養の観点はもちろん、食を楽しむという観点からも考えてみたいと思います。
どんな食事が楽しいか?
ぼくが考える楽しいおやつとは、おやつによって会話や心が弾んだり、学びになったりすることです。
食も経験ですから、おやつ選びの時にはいろんな観点からおやつを選ぶといいのではないか?と思います。
例えば、食感。
ボリボリ、パリパリ、サクサク、ふんわり、コリコリ、トロ〜、シュワ〜...
食感を表す言葉は、日本語に数多く存在しますね。おやつを通して、いろんな食べ心地かみ心地を経験することができますよね!
次に、味です。
甘いor辛いだけでなく、しょっぱい、甘じょっばい、すっぱい、すっぱ甘い、ごく甘い...
複雑な味わいを持つお菓子もあり、子どもは以外とこれらの味を食べ分けています。
先日1年生の子に『はちみつ醤油味ってどんな感じ?』と尋ねると
あまくてちょっとお醤油って感じ
と答えてくれました。子どもだから、と侮らず、子どもの味覚を少しずつ広げていくつもりのおやつを提供したいですよね。
おやつを「知る」
おやつを提供する上で、味と同じくらい大事にしたいのが、『知る』ということ。
人は、知らない食べ物はあまり口にしたがりません。
食わず嫌いはダメだよ、と言われても、ぼくたちだって食べたこともないものを食べるのは勇気が入ります。子どもも同じこと。
そんな時は、『食べ物に関する知恵』を授けます。
おせんべいって何からできてるか知ってる?
ラムネには、ブドウ糖ってのが入っていてね…
せんべいに使っている「たまり」っていうのはね
黒糖ってお砂糖の中でも熱をとる効果があるんだよ
などなど…興味を持つと、食べたくなるんですよね。
僕は自分が頭痛がひどく、食事を崩すとすぐに体調を崩してしまうんです。そんな背景もあるからか、自分の体調管理として食事をとても気をつけています。
子どもにも、自分が大事にしている食について伝えたい。食事は「エサ」ではなく、自分の体を作っているものだ、と意識して欲しい。
生活の何気ない場を作る「学童保育」だからこそ、伝えられることがたくさんありそうですよね。
さりげない学童の毎日が、いつか特別な瞬間になるように。
こんな本も、素敵ですよね〜。今度は、おやつメモも書いてみようかな。
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