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子ども同士のトラブルは起きてナンボー大人が気持ちを引きずらないための解決策ー

保育関係・教育関係の仕事に関わっていると、子ども同士の感情のぶつかり合い。俗にいうケンカですよね。

こういった、子どもと関わる仕事は、「感情労働」と呼ばれるそうです。肉体労働や、頭脳労働とは、一線を画すお仕事と捉えることができそうです。

確かに、子どもが「学校や保育園に行きたくない!」「勉強したくない!」「あの子に嫌なことされた!」と訴えに来たとき、先生たちは、その子の気持ちに寄り添って、話をします。

これの「感情労働」の特徴のようです。

子ども同士のいざこざのトラブルシューティングは、1日の仕事時間のうち、3割を締めることがあります。場合によっては、すっきりしないまま翌日も、翌々日も・・・なんて、長引いてしまうときすらあります。

そういう「子どもたちの人間関係のいざこざ」で、先生のもやもやが続くときって、一体どんなときなんでしょうか?

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子どもが納得したかどうか

これまでの僕の経験からお話すると、「子どもが納得したかどうか」が、子ども同士のいざこざを解決したかどうかの指標になります。

子どもが納得する(と思われる)ときの判断基準は、こんな感じです。

納得したとき
・自分の言い分を聞いてもらえた
・相手の言い分もわかった
・相手の言い分と自分の言い分のすり合わせができた
・相手にあやまってもらえた
・今後の対応策を知ることができた

逆に納得していないときはこんな感じ

納得しないとき
・先生に無理に謝らされた
・話を最後まで聞いてもらえなかった
・ルールだから、と言われた


いかがでしょうか。納得するときの、大人の出方は「聞く」というスタンスなのに対して、納得できないときの大人の出方は「言い聞かせる」「強いる」「指導する」というようなスタンスをとっていることが多いです。

子どもが「参加」し、「自分で決める」が肝

子どもたちは自分自身が、「解決の話し合いに参加できて、自分自身で解決の糸口を見つけた」と思うことが大事です。実際には、大人が子どもに、トラブルが起きた時の状況や、その時の感情について質問をしていくのですが。質問をすることで、子どもの言葉を引き出すことができます。そうすることで、子どもが話し合いに参加できた!という気持ちになれます。

さらには、子どもたちが「自分たちのやり方を自分たちで決めた」と思えるような流れを整えてあげます。そうすることで、「自分たちで決めたから」とか「自分たちで解決できた」というような達成感やルール意識も生まれやすいと考えます。

これは、自分の意識や意欲が自分の中から来たか(内的要因)か、誰かに言われているからなのか(外的要因)で、意識に差が生じやすい、ということです。このことは心理学的な知見からも、言われるようになっていることですね。

文字ではわかりにくいので、図解もしてみます

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話を聞かずに止める時もある!

それは命に関わるとき。こんな基準で考えています。

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いわたつ
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