パラレル教室運営日記⑥ -めんどくさいことは全部やってもらっていました
結論をはじめに言います。
運営って楽しいです。
現在スタッフは両手で数えられる程度、とにかくみんなが「役に立てた!」となんとなく感じてもらって、悩みも話せる馬になればな、と思っています。
改めて子どもと関わる現場に就職して、しかも自分はスタッフの背中をそっと見守る立場になって感じたことがあります。
こんな子どもが成長する様子も見られて、大人だって日に日に変わっていて、しかもそれでお給料もらえるって最高じゃないですか???
と。
まあでも、めんどくさいこともあると思うし、これから増えてくると思います。
まずは、自分の手の届く範囲で手の届く範囲の人が、子どもたちの様子を日に日に見られるようになっていくこと。
それに充実感を感じずにはいられませんでした。
教員してたときも同じことを感じていたはずなのに
子どもは成長していく、面白かった。
でも、教職員をブラッシュアップしていく。初任から6年間までで(年数ではなく自分の工夫の乏しさや、環境のせいにしてしまいますが)難しかったです。
見えないところで、いろんなことが決まっていって、見えないところでいろんなことが動いている。
自分には、どうもそれが苦手みたいでした。当然見ようといろいろ聞いてみましたが、理解できなかったこともあったし、「君はやらなくてもいいから」みたいな感じであしらわれることもありました。
でも僕は、「君はやらなくてもいいと言われる部分」も、1回全部みてみたかったんです。
そういうわけで、「マネジメント」なるものをしてみたいと思い、「マネジメント」なるものができそうな立場を探して、国際協力の参加を決めました!
だから「〇〇って国にいくことになった!」と言って、「超観光国ジャーン」と言われても、ピンときませんでした。仕事で選んだから。それくらい、自分が何かの役に立てているという実感を得たかった気持ちでいっぱいだったのかもしれません。
めんどくさいことは全部やってもらっていました
やらせてもらえないとわかったら、もう残すところは1つ。
「かわいくやってもらう」
ということでした。分からないから教えてもらう、こともしましたが、
「やっておくよー」と言われたら、いつもより声のトーンを上げて
「ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!いいんですかあああああああああああああ!?!?!?!?!?!?!?!」
と言うことにしていました。その方がお互いのためだからです(闇)生存手段でした。
だから、めんどくさいことは、自分の手元にこなくなりました。これはラッキーですね。
みなさんが頭を抱える学級通信は、僕は作成が全く苦じゃなかったので、進んで書きました。だって書くの楽しいじゃん。子どもの成長を毎回書けるなんて、自分の言いたいことや考えていることを保護者に伝えられる、絶好のチャンスですもんね。
お金の管理も(ちょっとだけど)やりました。どうやってお金が入ってきて、どうやって流れていくか、わかるのって楽しいですよね。
今は時間割も作っています。人がどうやって動くかも作っています。そもそも、どんな時間を作るかも考えてます。環境構成も、自分たちでデザインします。
めんどくさいことは、全部人がやってくれていました。物品購入、お金の管理、人の出入りの調整、時間配分、子どもの管理。
でもなんででしょうか、これまで「めんどくさそう」と思われていることに関われている自分が好きだし、楽しいです。
多分これは、「自分のやったことで、少しだけ気持ちよく過ごせている人が増えた」ということだと思います。あくまで、これは自分の実感です。
結論
めんどくさいかどうかは、自分が決めるものですが、環境で自分も変わるものなので、「めんどくさい」がいつまで「めんどくさい」ものであるとは限らないということです。
つまり、そういう価値観すらも、日々変化していくものなのだなあと自分を観察しています。
次回予告:パラレル教室運営日記7は
「遊ぶ」から見えてくるどストレートな子どもの姿
について書きます。
じゃまたね。