今村仁司のベンヤミン解釈に対する大貫隆の言及について調べたい
Twitterで壱村健太さんが興味深い言及をされていたので、ここにメモしておく。
壱村さん曰く、今村仁司はベンヤミン「歴史哲学テーゼ」を非神学化して解釈したのだという。その読解について、アガンベン「残りの時」邦訳に収録されている訳者の上村忠夫との対談において、大貫隆が言及しているというのだ。
雑誌「最前線」に寄稿した「物語の力」はレーニン論として十分とは言えない。それでもあの時の自分に書けた最上の文章だと思っている。期限に追い込まれてものを書く時、論じるテーマに対して全力で向き合う。当然その時の読書体験は、普段のものとは全く異なるものになる。どこかの媒体へ向けて、期限に追われながら書くわけではないけれど、そのぐらいの気持ちでこの問題に向き合ってみようと考えている。
最後に。壱村さんの批評に賛否両論があることは知っている。ただし、西洋哲学を神学的に解釈する彼の眼差しは、僕の持つ問題意識と見事に重なり合う。彼の仕事への賛否はともかく、色々と学ばせていただくつもりだ。
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