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人生5周目くらいの赤ちゃんに遭遇したある日の休日

ある日の休日。
ドラッグストアに行った。

トイレットペーパー、ティッシュ、洗剤...あぁトイレの芳香剤もなかったかも。
そんなことを考えながら店内を歩く。
一人暮らしとはいえ、休日にまとめて買い物に出る生活だと、日用品の買い物もなかなかの量になることもある。

私が自分の頭の中の買い物リストをつぶしながら店内をうろついていると、ベビーカーを押したお母さんの姿が見えた。
お母さんは、なにやら「これとこれはどう違うのかな」というような感じで棚にある商品を手に取り、見比べている。

ベビーカーに乗っている赤ちゃんは、何歳くらいだろうか。
そんなに生まれたてには見えないが、まだあんまり上手に話したり歩き回ったりはできなそうな年齢のようである。
彼?彼女?おそらく彼は、自分の右足を、もうすぐ咥えられるのではないかというくらい顔の方まで持ち上げて一点を見つめながらストレッチに励んでおられる。体、めっちゃやわらか。

「え〜と、あとは〜」

お母さんが先ほど持っていた商品を一つ選び取り、ベビーカーを押しながら言う。するとベビーカーの彼から声が聞こえた。

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