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薬中のなめろう

何を隠そう私は薬中だ。
ネギ、大葉、生姜、茗荷に始まり、三つ葉、柚子、わさび、一味七味、山椒、パセリ、パクチー、ニンニク、紅葉おろし、柚子胡椒、穂紫蘇…
彩りや風味のためにちょっと傍らに添えてあったり、料理の中に隠し味として潜んでいる彼らが大好きで、通常の3倍くらいの量で食べたい薬味中毒者、薬中である。

どれくらい好きかというと、暇な休日には生姜をみじん切りするのが習慣になっているくらい好きだ。
常にストックが切れないようにみじん切りを平たく並べて冷凍しておく。
そしてスープや炒め物など、何かにつけそれを入れるのだ。

生姜が好き過ぎるあまり、チューブのおろししょうがの味が水っぽい気がしてだんだん美味しく思えなくなってしまった。
チューブの薬味では物足りなくなるのが中毒者の弊害、副作用とも言える。


料理は決して得意ではないが、自分の作った鯵のなめろうよりも薬中的に美味しい鯵のなめろうには未だ出会ったことがない。
私の作るなめろうは、もはや鯵を食べているというよりも、薬味を食べる媒体として鯵を参加させていると言っても過言ではないかもしれない。

薬味好きには好評で、美味しいと言ってもらえるそのなめろうの作り方を、大さじもグラムも全くわからないので分量は体感のズボラレシピだが、誰にも聞かれないのでここにひっそりと記そうと思う。

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