ギルティ女史と桜前線
今日も慌ただしいオフィス。
ギルティ女史はいつものように猛スピードで仕事をこなしている。
先日花を活ける時にまたしても失態をおかしてしまった私。
それから少しずつ花の名前も覚え始め、見慣れない花が店に並んでいると店員にどんな花なのか聞いたり、綺麗に長持ちさせるための方法を教えてもらったり、段々とただの作業だった月曜日の花の買い出しを楽しむようになってきた。
そんなある日。
いつものように花を生けているとギルティ女史が言った。
「ねぇ、なんだかあなたの選んでくる花っていつも同じようなものばっかりじゃない?せっかくの春なのに、もっと春を感じられるものとか、季節の花を飾ろうという気にはならないわけ?」
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