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中途半端な私のちょっとしたこだわりと魔女のキッチン

そんなに料理ラブではないが、まぁまぁ人並み程度には自炊をする私。
そんな私のキッチンには自分なりのちょっとしたこだわりがある。
それは様々な調味料をお揃い瓶に入れてずらっと並べること。そしてそれにラベルを貼らないこと。
そんなん普通では...?と思うレベルのこだわりとも言えないような些細なことなのだが。


調味料、昔は塩と胡椒とあと醤油と油くらいあればなんとかなる!なんて思っていたが、やっぱり作れる料理が増えていくと、この味にはこれが絶対必要!とか、替えがきかないものが増えていく。そりゃそうだよね。

要冷蔵で冷蔵庫にしまうものはそこまで気にしていないのだが、すぐ目に入るようなところに置いておく、よく使う顆粒っぽい調味料たち。私はそれらを全て瓶に移し替えて並べている。
そうするだけでなんだか雑多でバラバラとしていたキッチン周りが整頓されたような気になるし、瓶の形が揃っていることで収まりも良くなる。
色々書かれたもともとのパッケージも買う時にはふむふむと見るし情報もためにはなっているけど、それらがキッチンに集まってぽんぽんぽーんと置かれているとやっぱり見た目的にはなんだか散らかってる感が出てしまう。
そこまで綺麗好きでもないし整理整頓も得意ではないが、瓶に入ってずらりと並んでいる方が自分の中では気持ちがいいのでそうしているのだ。


そして、これは一人暮らしだからこそできるのかもしれないが私はその瓶の一つ一つに「塩」とか「砂糖」というラベルのようなものは一切貼っていない。その方がシンプルでいい。
あとなんとなく、自分しか使わないのに自分で詰め替えた塩の瓶に「塩」と書いておくってなんかアホみたいだなと思うから。
大体見た目でわかるし、一人で使っている分には配列が変わることもないので一番左にあるのがこれ、というような感じで把握できるのだ。

色違いのフタの、指で押すとぱかっと開くような昔ながらの調味料入れに、テプラなどのラベルライターでめちゃめちゃ大きく「しお」「さとう」なんて書いてあるのを見かけるとなんか合宿所みたいだなと思うし、それが自宅だと「いやいや、もうフタの色が違うんだからさらに文字まで書かなくてもわかるのでは...?」なんて考えてしまう。
そしてついつい「ふふーん、私の家のほうがおしゃれ〜」なんてマウントめいたことを密かに思ったりもするのだが、まぁキッチンの仕様は誰がどんな風に使うかによっても変わるし好みも人それぞれだ。


そして先日、そんな話をしていて「あーわかる〜うちも調味料詰め替えてる!」と言っていた友人の家にたまたまお邪魔する機会があったのだが、私は彼女のキッチンを見てびっくりした。
ない。調味料がどこにも見当たらない。

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