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今年の28本目
今年の28本目、どうすればよかったか?、観ました。
20年もの間、娘の精神疾患を親たちが否認し続けて治療の機会を奪い、問題を更に深刻化させてしまう家族の姿を描いたドキュメンタリーです。
「姉には問題がない」と言い張る両親と、その両親をとがめ「病院に連れて行こう」と説得する弟(監督)の、不毛ともいえる会話が延延と描かれます。
観客は、その不毛にウンザリし、同時に恐怖を感じます。世間体やプライドにとらわれ姉の症状に向き合わない両親の理屈は、正直、1ミリも理解できません。
もっと正直にいえば、その不毛に20年間もカメラを向け続けた弟もまた、現実に向かい合えていない気がします。家族という名のオリを破る難しさを思います。
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