実家の母から電話があった。 病院で採血してくれた看護師さんが、「もしかして…」と声をかけてくれて、私の小学校の同級生だったらしい。 中学もバラバラで、彼女とは全然連絡をとっていなかったが、名前を聞いてスッと思い出す。 とても優しい子だったので看護師さんにほんとにピッタリ。絶対いい看護師さんだろうなあと嬉しくなった。 ◇ 小学校のとき、彼女の家で『幽☆遊☆白書』を全巻読んだ。 そのときのいっしょに寝転びながらダラダラ読んだ幸せな時間を唐突に思い出し嬉しくなる。 今、小
最近、深田恭子さんや大阪なおみさん、門倉コーチなど、メンタル面で心配なニュースを目にする。 人ごとではない。 夫がちょっとうつになった。 ◇ 原因は過労である。 お正月休みから今の6月まで、ずっと土日もロクに休めず働き通し。 「在宅で通勤時間もないはずなのに、なんで仕事終わらないの?」 「なんで家にいるのに、いっしょにご飯食べられないの?」 家族としても、不満と心配が積み重なっていく。 夫の顔色はどんどん悪くなり、ため息も多くなり、 ある日、ついに起きることができ
洗濯マグちゃんの最近あったニュースをご存知だろうか? 消費者庁は、洗濯補助用品「洗たくマグちゃん」を洗濯機に入れると、マグネシウムの効果で洗剤や柔軟剤を使わずに洗濯できると表示したのは根拠がなく、景品表示法違反に当たるとして、販売する「宮本製作所」(茨城県)に再発防止などを命じた。 そのニュースを見て、私は「ああやっぱり」と思った。 マグちゃんを使っていて「絶対こんなん効果ないわ〜」と感じていたからである。 しかしながら、洗濯マグちゃんを買ってよかったと思う。 洗濯マ
12回目の結婚記念日である。 記念日近い休みの日に、従兄が子どもを遊びに連れてってくれる間、夫と二人でランチするのがよくあるパターンだが、今年はそうもいかないので、家族でお好み焼きを食べに行くことにした。 Go To Eatキャンペーンのポイントが今月末で切れるので使い切るという目的の、なんとも世知辛いものである。お好み焼きにしたのは、単純に先日テレビで「お好み焼き屋さん特集」を観て影響されたからだ。 そのGo To Eatキャンペーンのポイントを使えるお店を探して見つ
現在、小学3年生の息子は、入学前まで発達センターに通っていた。 1歳半検診で「言葉が遅い」と指摘されたのがはじめだった。 たしかに周りの子と比べて、全然言葉が出てこなかった。 ◇ 息子は2011年生まれである。 2011年3月に東日本大震災が発生し、予定より早く里帰りして出産した。 東京に赤ちゃんと二人で戻ったとき、街中が節電で暗かった光景が印象に残っている。 そして、怖かったのが、ニュースを賑わす福島第一原子力発電所事故による放射性物質の放出だった。 私は別にいいが
「好きなお菓子何?」 と聞かれたら、私は「プッカ」と答えるだろう。 カリカリの中においしいチョコが入った、明治のお菓子プッカ。 プッカは今やロングセラーのお菓子なのに、とりわけプッカが大好物という人は私の周りでは聞いたことがない。 なぜだろう? そこでちょっと考察をしてみた。 プッカを知ったきっかけ 子どものころ、急にCMで出てきたイメージがある。ナイナイのCMだった。 調べてみると発見した。 そうだ、これこれ!久々に見ると時代を感じる。遠藤久美子さんが可愛い。 降
うちのマンションが、何かのメンテで断水だった。 テレワーク中の夫もその日は出勤してもらい、私は断水にかこつけて、近いのにずっと自粛して行けてなかった、スカイツリーのある押上に行くことにした。 スカイツリーは今、『エヴァンゲリオン』とコラボをしていた。 おそらく、エヴァンゲリオンの映画公開に合わせたものだろうが、エヴァンゲリオンの映画は、現在、緊急事態宣言の影響で再びの公開延期中である。 どうやらスカイツリーとのコラボは延期できなかったようだ。 しかし、スカイツリーを見
『ゴーン・ガール』という映画を観た。 ネタバレは控えるが、『セブン』や『ドラゴン・タトゥーの女』で知られるデヴィッド・フィンチャー監督で、目を背けたくなるシーンもあり、怖いミステリーものだった。5回目の結婚記念日の朝、ニック・ダンは妻のエイミーが失踪したことに気づいて、と夫婦をめぐる話である。 観終わった後もショックで、なんか変なものを観てしまった感から、一緒に観ていた夫に、 「ごめん、私のチョイス悪かった」 と思わず謝ってしまったくらいだ。 しかしながら、計画とハプニ
母から送られてきた段ボールの中に、炭治郎の柄のマスクが2枚入っていた。 聞くと、近所の手芸上手なおばさんが作ってくれたそうだ。 「なんてタイムリー!」と思った。 先日、スーパーの片隅にあったガチャガチャに炭治郎の柄のマスクがあり、 「ほしいな…」と息子が呟いていたからだ。聞こえないふりをしたが。 息子にあげると喜び、朝マスクをつけて、ひと通りカッコいい(と思われる)ポーズをした挙げ句、意気揚々と小学校へ向かった。 小学3年生でこんな幼くてちょっと心配だが、男の子は単純
#はたらくってなんだろう このお題を見たときに、「ううっ」となってしまった。 働くことは、私にとってコンプレックスだからだ。 私は早めに結婚して仕事も辞め、誇れるようなキャリアがない。 子どもが小学校に上がり、「さあ働くぞー」とパートを始めたものの、コロナ休校と子どものケガをきっかけに辞めることになった。 その後、在宅の業務委託の仕事を始めたものの、また今年いっぱいで辞めることに。こちらもコロナの影響で仕事内容に偏りがあり、とても不安定だったのだ。 自分で辞めると決め
昨日、小3の息子が小学校から帰ってきて、ぽろぽろ涙をこぼし出した。 もしや誰かにいじめられたのかな?と思って、話を聞いてみたら、 「なんかだるい」と言う。 熱を測ってみたら38度。息子はさらにさめざめと泣き出す。 「ぼくコロナになったかな」 先日の連休前、子供の小学校でも生徒が一人コロナ感染し、そのクラスだけ学級閉鎖になった。幸い濃厚接触の人たちもみな陰性だったようだが、「ついに小学校まできたか…!」と親たちは少しピリッとした。 リンゴを嗅いだら「匂いはする」と言う。
夫の会社にインドから来た人が入社したらしい。 夫はいろいろ世話を焼いてるようで、そのお礼にとインドの方からお土産をいただいた。 タージマハルのクリスタルの置物である。 10cmにも満たないサイズの、綺麗で高価そうな代物で、置物という以外に用途はない。 しかし、あいにく小さいマンションの我が家には、そんなオシャレな小物を飾るスペースはない。どうしたものか。 9歳の息子が「ボク欲しい」と手を挙げ言うので、とりあえずあげた。 翌日には、そこらへんにほったらかしになっていた。
最近、朝寒くなってきて、起きるのが辛くなってきた。 私は寒いのが苦手である。 暑いのは全然苦手ではなく、なんだか「私、生きてる!」って気持ちになり、むしろ好きなくらいだが、寒いのは体も気持ちも億劫になる。 「寒い」と「寂しい」は心持ちが似ている気がする。 心の奥底がつーんとするのだ。 もし、夫が東北以上北に転勤になったとしたら、単身赴任をお願いするだろう。 それくらい寒いのが苦手だ。 毎年、冬が近づくと少し憂鬱になる。 そして寒くなってくると、毎朝、着替えるときに