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ワタナベダルマガムシ
2023年7月22日。
水生昆虫の研究者の岩田さん、昆虫ハカセの加藤さん、そして北杜市オオムラサキセンターの冨樫さんに誘っていただいて、山梨県に水生昆虫採集に行きました。
色々な採集地を回ったけど、今回は、ワタナベダルマガムシの採集をまとめます。
大きなため池に着いたと思ったら、その脇の水たまりに、全員しゃがみ込みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690290756482-yOnEa8jS6U.jpg?width=1200)
ここには、ワタナベダルマガムシという水生昆虫がすんでいました。
ワタナベダルマガムシ $${Hydraena watanabei}$$
コウチュウ目 ダルマガムシ科
大きさは2.3〜2.4mm。
まず、水たまりに手を入れて、泥をかき混ぜます。
びっくりして、浮いてきたワタナベダルマガムシを、ピンセットでつかんだり、筆ですくい取って採集すると教えてもらいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690290974579-NisnnlGp0E.jpg?width=1200)
「これで一日、終わることもある」と、みんなが言っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690291409844-hqn0cyfnCM.jpg?width=1200)
下は、捕まえたワタナベダルマガムシです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690291819171-AT8PjH73Ff.jpg?width=1200)
大きな池の横の水たまりは、湧き水で出来ていたっぽくて、とても水が冷たかったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690291963480-gsRX3kTVYa.jpg?width=1200)
家に持ち帰って顕微鏡で観察。
歩くのが早くて撮影しづらかったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690291951576-GnNFJXZYu0.jpg?width=1200)
上は持ち帰ったときに、死んでしまっていた個体。
脚が硬くなって伸ばせなかったけど、深度合成写真を撮ってみました。
生きた個体は、低い水温の環境で飼育することにしました。
せっかくなので、動画を撮りました。
※水中を歩いてるだけです。
別の場所に移動する前に、大きな池の方でも水生昆虫を探してみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690292563022-eIvwvKBdSc.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1690292641358-jq2QVqCTyp.jpg?width=1200)
普通にナミゲンゴロウがいた。
ナミゲンゴロウ $${Cybister chinensis}$$
コウチュウ目 ゲンゴロウ科
![](https://assets.st-note.com/img/1690292176194-1Sye00n9l9.jpg?width=1200)
同じ場所で、クビボソコガシラミズムシもたくさんいました。
クビボソコガシラミズムシ $${Haliplus japonicus}$$
コウチュウ目 コガシラミズムシ科
大きさは2.5mmくらい。
プロに混ざって昆虫採集ができて、ここに書ききれないくらい色々教えてもらえたので、何回かに分けて記事を投稿したいと思います。
つづく