時間の不思議: なぜ年々1年が短く感じるのか
こんにちは!ひなた整体院の小島です。このブログはあなたが健康の知識を深めていくことで自分で健康な生活が送れるようになるお手伝いをしていきます。では今日もいってみましょう。
もう年末、今年も早かった…
早いものでもう12月です。今年は異常なほど暑い日が続き、やっと涼しくなったと思ったらいきなり寒くなり、気がつけばもう年末。皆さんも「今年も一年があっという間だった」と感じていませんか?
実は、この「時間が早く過ぎる」という感覚には、科学的な根拠があるんです。今日はその謎に迫ってみたいと思います。
時間は平等なはずなのに…
まず、物理的な時間は誰にでも平等です。1日は24時間、1年は365日。これは変わりません。でも、わたしたちが主観的に感じる時間の長さは、年齢によって大きく異なるんです。この現象を、当院に来られるクライアントの例を通して説明したいと思います。
85歳と5歳、時間の感じ方の違い
当院には85歳の女性クライアント(Aさん)がいらっしゃいます。Aさんには5歳のひ孫がいて、お正月に会えるのを楽しみにされています。この2人は同じ1年を過ごしているはずなのに、その1年の感じ方は全く違うんです。
なぜでしょうか?それは、その人の人生における1年の割合が違うからなんです。5歳の子どもにとって1年は、人生の5分の1(20%)という大きな割合を占めます。一方、85歳のAさんにとって1年は、人生の85分の1(約1.2%)にすぎません。
子どもの時間は濃密
この違いが、時間の感じ方に大きな影響を与えているんです。子どもにとって1年は長く濃密な時間。だからこそ、子どもたちは1年でものすごく成長できるんです。昨日まで歩けなかった赤ちゃんが突然歩き始めたり、補助輪なしの自転車に乗れるようになったり。子どもたちは私たち大人の何倍もの濃い時間を過ごしているんですね。
短い時間でも質を大切に
この気づきは、わたしたちの日常生活にも大きなヒントを与えてくれます。例えば、子どもと過ごす10分という時間。大人にとっては短い時間かもしれませんが、子どもにとってはとても長く、充実した時間になり得るんです。
だからこそ、たとえ短い時間でも、子どもと向き合う時間の質を大切にしたいですね。スマートフォンを見ながらではなく、しっかりと目を合わせて話を聞く。一緒に遊ぶ時は、全身で遊ぶ。そうすることで、子どもにとってはかけがえのない思い出になるんです。
一瞬一瞬を大切に
大人になると時間が早く過ぎていくのは仕方のないことかもしれません。でも、だからこそ一瞬一瞬を大切に生きることが重要なんです。毎日の生活の中で、「今」という瞬間を意識的に感じることで、時間の流れをよりゆっくりと味わえるようになるかもしれません。
時間は誰にでも平等に与えられた贈り物です。その使い方次第で、人生はより豊かなものになっていくはずです。
みなさんは今年をどのように過ごされましたか?もし良かったら、コメント欄で教えてください。みなさんの時間の使い方について、ぜひ意見交換できたらと思います。