意外な関係!あなたの目の使い方が肩こりを引き起こしているかもしれません
こんにちは!ひなた整体院の小島です。このブログはあなたが健康の知識を深めていくことで自分で健康な生活が送れるようになるお手伝いをしていきます。では今日もいってみましょう。
今日は肩こりと意外な関係がある「目の使い方」についてお話しします。実は、あなたの毎日の目の使い方が、気づかないうちに肩こりを引き起こしているかもしれないのです。
なぜ目の使い方が肩こりに影響するの?
わたしたちは毎日、膨大な量の視覚情報を処理しています。スマートフォンやパソコン、テレビなど、現代人の生活は視覚情報で溢れています。目は休む暇もなく、常にフル回転で働いているのです。
以前の記事でも触れましたが、五感を通してストレスを受けるという話を覚えていますか?目も例外ではありません。視覚からのストレスは、直接的に体の緊張を引き起こすのです。
意外と知らない!目と首の密接な関係
ここで、ちょっと実験をしてみてください。右側にあるものを見るとき、あなたはどうやって見ていますか?
多くの方は、無意識のうちに顔全体を右に向けて見ているはずです。眼球だけを右に動かして見る人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
実はここに大きな問題が隠れています。顔を動かして物を見る習慣が続くと、眼球を動かす筋肉が硬くなってしまうのです。そして、眼球を動かす筋肉は首の後ろの筋肉と密接につながっています。
現代人に増えている「固定眼球症候群」
わたしが「固定眼球症候群」と呼んでいる状態をよく目にします。これは、眼球がほとんど動かず、視線の移動を首の回転で補っている状態のことです。
この状態が続くと、次のような悪循環が生まれます:
眼球の動きが少なくなる
首の回転で視線を移動する機会が増える
首の筋肉に過度な負担がかかる
首の筋肉が硬くなり、肩こりが悪化する
実際の改善例:Aさんの場合
50代の女性Aさんは、長年デスクワークをされている方でした。慢性的な肩こりに悩まされ、様々な治療を試されていましたが、なかなか改善しませんでした。
わたしが診察すると、まさに典型的な固定眼球症候群でした。目の動きが極端に少なく、画面を見るときも首全体で動いていました。
そこで、次のような改善策を提案しました:
意識的に眼球を動かす運動を行う
パソコン作業中は30分おきに遠くを見る
視線を動かすときは、まず眼球から動かすよう意識する
結果、2週間後には肩こりの症状が半分以下に。1ヶ月後には「もう肩こりを感じない」とおっしゃっていただけました。
自分でできる!目の運動のススメ
では、具体的にどのような運動が効果的なのでしょうか?以下の運動を1日3回、各30秒ほど行ってみてください:
ゆっくりと眼球を上下左右に動かす
大きな円を描くように眼球を回す
近くのものと遠くのものを交互に見る
これらの運動は、硬くなった眼球周りの筋肉をほぐし、本来の動きを取り戻すのに役立ちます。
まとめ:目を動かして、肩こりを予防しよう
目の使い方を意識するだけで、肩こりは大きく改善する可能性があります。眼球を動かすことは、首や肩の健康に直結しているのです。
毎日少しずつでも、意識的に眼球を動かす習慣をつけてみてください。きっと、体が楽になっていくはずです。
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