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みんなが知らない食育の話
こんにちは!ひなた整体院の小島です。このブログはあなたが健康の知識を深めていくことで自分で健康な生活が送れるようになるお手伝いをしていきます。では今日もいってみましょう。
皆さんは「食育」という言葉を聞いたとき、どんなことを思い浮かべますか?栄養バランスや食事マナー、あるいは食材の知識でしょうか。でも今日は、少し違った視点からお話ししたいと思います。それは「心の栄養」についてです。
40年前の食卓風景~失われゆく温もり
わたしが子どもの頃、今から40年ほど前の食卓は、まるで小さな劇場のようでした。家族が集まり、その日にあった出来事を話し、笑い声が響き、時には些細なことで言い合いになることもある。そんな当たり前の風景が、実は私たちの心を豊かに育んでいたのです。
友達の家や近所の家にご飯を呼ばれることも珍しくありませんでした。「おばちゃん、ただいま!」と、他人の家なのに我が家のように入り浸る。そんな光景が、当時は極々普通だったのです。
時代の変化がもたらしたもの
しかし、時代は大きく変わりました。高層マンションが建ち並び、オートロックが当たり前になり、隣に誰が住んでいるのかさえ分からない。両親は共働きで、家に帰ってくるのは日が暮れてから。子どもたちは「知らない人には話しかけてはいけない」と教えられ、近所の人にさえ挨拶できない。
便利さを追求した結果、私たちは何か大切なものを失ってしまったのかもしれません。特に子どもたちにとって「ご近所」という温かい空間の喪失は、想像以上に大きな影響を与えているかもしれないのです。
心の栄養不足への処方箋
では、このような環境で育つ子どもたち、そして大人たちの「心」の栄養不足に、私たちはどう向き合えばいいのでしょうか?
実は答えは意外にシンプルです。しっかりとご飯を食べ、栄養を摂ること。ただし、ここで一つ大切なことを忘れないでください。身体の栄養は「何を」食べたかで決まりますが、「心」の栄養は「誰と」「どんな風に」「どんな気持ちで」食べたかで決まるのです。
心の栄養を補給する具体的な方法
一緒に食べる人がいるなら、顔を見合わせましょう。今日あった出来事を話し合いましょう。怒ったり、笑ったり、時には泣いたり。そんな豊かな時間を過ごすことができれば、自然と「心」にも栄養が満たされていくはずです。
もちろん、毎日の生活の中で家族全員が揃って食事をすることは難しいかもしれません。でも、週末だけでも、あるいは朝食だけでも、一緒に食事をする時間を作ってみませんか?
地域のつながりを取り戻すために
そして可能であれば、近所づきあいも少しずつ復活させてみましょう。挨拶から始めて、少しずつ会話を増やしていく。そうすることで、かつてあった温かい地域のつながりを、新しい形で取り戻せるかもしれません。
まとめ:食卓から始める心の健康
現代社会では失われつつある「食卓の温もり」。しかし、それは決して取り戻せないものではありません。むしろ、今だからこそ意識的に作り出していく必要があるのではないでしょうか。
最後に皆さんへの質問です。あなたの「心の栄養」は足りていますか?もし不足を感じているなら、今日から少しずつでも変えていってみませんか?
コメント欄で、皆さんの思い出の食卓や、現在の食事風景についてぜひ教えてください。一緒に「心の食育」について考えていけたらと思います。