集中できる部屋作りのコツ
こんにちは。社会福祉士、精神保健福祉士のHinaです。
◇雑談
普段は毎日掃除機をかけてから出勤するのですが、先週は雨が続き、今週は夫が夜勤のため、出勤する時間帯に掃除機をかけることができません。帰宅してからかけようと思って家を出るのですが、帰宅するとそんなことは忘れてしまいます。
忘れてしまうのは忙しいからだ、と思っていたのですが、ふと「帰宅してから部屋全体を振り返る時間を作れていないのが原因では?」と思いました。
朝はゆったりコーヒーを飲みながらゆったりする時間を作っています。その時間に「今日はこれをしよう」と頭の中が整理されるのです。しかしいつしか帰宅後の私にはそんな余裕がなくなっており、部屋のことを気にしてあげられていなかったと反省しました。
◇集中できる部屋作りのコツ
ということで、期せずして雑談とメインテーマが少しリンクしますが、今日のテーマは「集中できる部屋作りのコツ」です。
今日はVoicyパーソナリティのMBさんの放送を参考にしています。お付き合いください。
・「物には引力がある」
私はスピリチュアルな考え方を信じます。なんでも大安や一粒万倍日に物事を始めたいし、仏滅に祝い事はしたくありません。仏滅に記念日が重なってしまうなど「どうしても」の時は、その負のパワーを跳ね返すくらいの陽気を持とう!!と意気込むほど、目に見えない”引力”には敏感です。
しかし今日の”部屋作りのコツ”では、そういったスピリチュアルな引力ではなく、”商品としての引力”について考えます。
パーソナリティのMBさんはファッションデザイナーをされているので、商品のマーケティングや広報に関する視点に長けています。MBさんから見ると、どんな物でも「それを買いたくなる”何か”」が目につくのでしょう。
・ログインボーナスによる引力
先日ギブソンのアフォーダンスに関する記事でも少し触れましたが、ペットボトルはつい持ちたくなるような形を目指して作られています。
スマホは開きたくなるような仕組み(通知や鮮やかなディスプレイなど)がたくさん仕込まれており、アプリは滞在時間を増やすようなトリガーが仕込まれています。
最近よく広告に出てくる、TikTokライトというアプリを例に挙げます。このアプリでは、初回インストール後の10日間継続してログインすることでポイントがもらえたり、20分おきにアプリを立ち上げるともらえるポイントがあったりします。
これらは一見簡単にポイントがもらえるお得な仕組みのように見えますが、私たちの”習慣づけ”を利用した仕組みです。継続してログインすることで”アプリを開く”ことを習慣づけさせ、定期的にアプリを立ち上げることで”日中の活動中にも定期的にアプリを開く”ことを習慣づけます。
こうして気付かぬうちに、日常の中でそのアプリのことを考え、開く回数が増えていってしまうのです。
このように、世の中にあるあらゆるモノやサービスには、それをしたくなる仕組みがたくさん仕込まれています。
・部屋の中の引力
では、自分の部屋の中にある物はどうでしょうか。
私は今保育士の勉強をしたり、4月からの異動に向けて(また記事にします)メンタルを整えたりと、集中して物事に取り組む環境を作りたいと考えています。その視点から見て、私の部屋には”集中を邪魔するほどの引力を持つもの”はあるか?と確認してみます。
今見渡してみると、物の量こそ少ないものの、ところどころに集中を阻害するものがあります。例えばダイニングテーブルの上のスパイスたち。毎食使うものだから、とテーブルに出したままになっていますが、常にダイニングテーブルで勉強する私の視界に入ってきます。テーブルの上に何もない状態で勉強するのと、色鮮やかなボトルに入ったスパイスがある状態とでは、集中力が違います。視界に入るたびに「今日の晩御飯は何にしようかな」「このスパイス最近使っていないな、何かに使おう」などと関係のない思考が流れるからです。
また、勉強するために座った椅子から見える景色はどうでしょう。目の前にはエプロンをかけたラックがあり、右には先ほどのスパイス、左には出勤用の荷物や書かねばならない書類が置いてあります。乱雑に置かれているわけではないのに、どうも頭にちらつきます。
・整っていたとしても引力はある
ここで気がついたのが、片付いている部屋でも引力は存在するということです。一見綺麗な部屋でも、それぞれの物が「触って!」「使って!」と言っている部屋では集中しきれません。どうしても「あれいつ使おうか」「今度の週末はこれを使ってここに行こう!」など、その物に関する思考に偏ります。
勉強しているデスクから、コートをかけたラックが見えるだけで、このコートを着て週末どこに出かけようかと思考を巡らすきっかけになってしまうのです。
スマホがポケットに入っているだけで集中力が阻害されるという研究データがあるそうです。これはスマホ以外のすべてのものに言えることだと思います。
あらゆるものは、それぞれ「私を見て!どう?使いたくなるでしょ?」と語りかけてきています。それに対抗するだけで、脳はエネルギーを使うものなのです。
集中できる部屋にするためには、引力の影響を受けない部屋のレイアウトが大切です。
ということで、「集中できる部屋作りのコツ」というテーマで、物の引力について考えてみました。週末は部屋の整頓をしてみてはいかがでしょう。
では、また💐
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