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【ヨガ哲学を日常に生かす】アーサナにおけるアヒムサ―(非暴力)とは、けが予防。そして自己観察
こんにちは。Hinakoです。
本日Instagramで「アヒムサ―」について投稿してみました。
書いているうちに、色々浮かんできたのでnoteでも深堀してみます。
ヨガのアーサナを練習している人は、誰もが心がけて欲しい内容だなあと思ったので、備忘録的に書いてみます。
興味があれば是非ご覧ください。
そもそもアヒムサ―(非暴力)とは?
そもそもアヒムサ―とは何でしょう。ここから説明します。
ヨガを勉強している方なら誰もが聞いたことあるでしょう。アヒムサ―。
ヨガには日常的に守るべきお約束ごととして、8つの規則、通称”八支則”というお決まりごとがあります。
ヤマ
ニヤマ
アーサナ
プラーナヤーマ
プラッティヤハーラ
ダーラナ
ディアーナ
サーマディ
その中の”ヤマ”という、「してはいけないコトの5つ」の中の1つが”アヒムサ―(非暴力)”です。
こうしてみると、八支則の中のごくごく一部になります。
それなのにこれほどまでに重視される、よく見る言葉ということは、大変重要な内容だということになります。
私がRYT200のトレーニングを受けていた時は、師匠である福田真理先生に、「まずはアヒムサ―を意識しましょう。」と教えて頂きました。
他の教えも、まずはこのアヒムサ―が土台となり、行動することになるのです。
アヒムサ―はいわゆる”非暴力”。
傷つけない、殺さない、壊さない、暴力を振るわない、、、等様々な意味があります。
そんなことから、このアヒムサ―の観点により、ヴィーガンだったり、エコな生活を実施しているヨギーがたくさんいらっしゃいます。
ヒンドゥー教の方たちは、この教えがもとに、ヴィーガンを貫いているそうです。
では実際にアヒムサ―を実行するうえで、まず行うことは何でしょう。
なんでもいいのですが、私の場合はこれです。”自分にアヒムサ―をすること”
まずは自分にアヒムサ―してみる
様々な手段がありますが、まずは”自分にアヒムサ―をしてみる”ということをおすすめします。
ヨガの教えでは口酸っぱく”汝自身を知れ”と言います。
自分を知るという一環でも、自分自身にアヒムサ―をすることはとても大事になるのです。
この部分がタイトルに書きました、”自己観察”に繋がるわけなのですが…。
自分にアヒムサ―をするとはいったいどんなことでしょうか?
苦痛と感じることを避ける
身体を労わる(身体に悪いものを摂取しない、無理のない生活リズムで過ごす、病気をしないように予防する等)
無理強いを受けない
本当に必要なことだけを行い、余分な体力を消耗しない
‥等、何をするべきかは無限に出てきます。
今回は、”アーサナ”にフォーカスを当てて、アヒムサ―について考えてみます。(ようやく本題です)
アーサナ練習におけるアヒムサ―とは、けが予防
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アーサナ練習における”アヒムサ―”で得られる一番の恩恵は、何と言っても「ケガをしない」ことです。
では、なぜケガが起きてしまうのでしょうか?この原因を見てみると、アヒムサ―が絡んでいることが良く分かります。
自分の許容範囲を超えていた
不注意だった(集中力不足)
好ましい環境で行っていなかった(物が散乱していた、等)
特に「自分の許容範囲を超えていた」というのは深く、いろんな意味合いがあります。
例えばヨガのアーサナを本来の意味”心を停止させる”こと以外を目標にしていた場合。
かっこいいアーサナがやりたいがために練習をしていると、”本来の意味から外れているぞ!”と言い聞かせるといわんばかりにけがをしたりします。
所謂かっこいいポーズはかなり難易度が高く、その人の骨格を無視したポーズ等が多く存在します。
自分の今のポテンシャルで行えるのか、そのポーズを行うために十分な準備ができていたか。
この辺りをしっかり把握せずに行うと、身体に対してアヒムサ―が出来ておらず、「ケガ」という結果になるのです。
最終的には、やはり”自己観察”
自分の許容範囲を知る。これも一種の自己観察ですよね。
人間はびっくりするくらい自分のことを知りません。毎日使っているこの肉体のことすら、知らないことが多いのです。
一体どのくらいの柔軟性があって、どの部分が弱くて、強くて、どの部分が他の人と違うのか、把握しているでしょうか?
肉体(身体)に意識を向ける時間が、1日にどれだけ取れているでしょうか。
毎日ヨガをしている私でさえ、まだまだ知らない身体の情報がたっくさんあります。
だからこそ、毎日コツコツ身体を会話をして、できることだけを行い、余裕が出来てきたら新しいポーズにチャレンジしてみたりする。
そんな積み重ねです。
そして、ヨガで自己観察が出来れば、必然的に日常生活でもできるようになります。
「今日は体調が悪いから、少し早めに仕事を切り上げてゆっくりしよう」だったり
「このお願いは自分のキャパではきついな、誰かに手伝ってもらおう」等、自分に苦痛を与えずに過ごせるよう自然となるのです。
アヒムサ―には様々な実施方法がありますが、ヨガの教えであるので、何をすればいいのかわからない場合はまずアーサナで意識してみること
そして自分自身にアヒムサ―することを意識してみることをお勧めします。
それでは今日はこの辺で。
少しでもお役に立てていれば光栄です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Om
Hinako