【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】Vol.15食後の過ごし方
こんにちは。Hinakoです。
アーユルヴェーディックな食事法についてお伝えしております。今回は最終回、「食後の過ごし方」です。
アーユルヴェーダ的な食事は、食事内容の前にまずは”食事のリズム”を気にすると良いですよ~とお話させて頂きました。
意識する点はそんなに難しくなく、よく考えれば食事の御作法と呼ばれるものをしっかり守ることで大体クリアできてしまいます。
現代は多様化や多忙化が進み、ながら食事も増え、食事にかける時間も短くなていることが現状です。
そして今日は、”食後”についてお話します。
前回の記事で、「食事は消化まで意識する」とお話させて頂きました。
今回もこの内容の延長で、消化するために食後はどのように過ごすのかにフォーカスを当てています。
意外と目からうろこの情報もあったので、良ければ参考にしてください。
↓前回の記事はこちら↓
食後は消化の時間~最低3時間は空けよう~
「食事は消化までを意識する」このことをモットーに考えると、食後は何の時間だと思いますか?
そう、”消化の時間”です。食べた後は食べたものを栄養に変えるために消化する時間がやってきます。
食べ物が胃に滞在する時間はおよそ”2時間~3時間”と言われています。肉やてんぷらなど油分の多いものは4~6時間かかるものもあるようです。
このように、胃は食べ物を受け付けた後、消化活動に入ります。身体のエネルギーが皆胃に集中するのです。その為、食後最低3時間は胃の消化に対してエネルギーを集中させ、消化が終わるまで次の食べ物が入ってこないようにすることが好ましいといわれているのです。
※ちなみに食後16時間空けてくださいという教えもあります。これは消化吸収迄考えた結果の時間なのですが、若い世代、かなり消耗が激しい仕事等の方はこれでは疲れて逆効果です。そこまでこの時間にこだわらず”空腹になったら食べる”というスタンスがいいのではと個人的に思っています。なので、胃の中が空っぽになる時間を目安に今回はご紹介しています。
間食も避けよう
また、最低3時間と言いましたが、胃を休ませる時間も考えるともう少し長く欲しいものです。
ただ、ここで大事なのは、3時間”間食をしない”ということです。間食をすると、せっかく3時間消化活動を行って休める…というところで再度また消化活動を始めなくてはならないのです。
これでは胃に大変負担が掛かりますよね。もしかすると食べ方によっては24時間フル活動になってしまう場合もあり得るのです。
どうしても甘いものが食べたい、おやつが食べたいという場合は、ピッタ時間のお昼ご飯に、食事の最後に頂くことをお勧めします。
お昼ごはんの際に満足すれば、間食はいらないと思えるかもしれないですし、消化も1番しやすい時間帯なので、他の時間に食べるよりも負担はとても少ないです。
食後の発汗行為は避けよう
先ほど、ちらりと「胃は食べ物を受け付けた後、消化活動に入ります。身体のエネルギーが皆胃に集中するのです。」と書きました。
そう、食後に身体が1番エネルギーを消費したい活動は、”消化”なのです。
とはいえ仕事をしなくてはいけない、家事をしなくてはいけないなど日常的にやることはたくさんあるのでそこまでこだわってられません。
そこで具体的に避けた方がいいことは、”発汗行為”です。
発汗行為は、アグニという火のエネルギーを沢山消費します。消化のエネルギーも同じくアグニを利用して食べ物を燃やしていきます。
ということは、食後は、このアグニのエネルギーを消化に最大限に回したいわけです。
その為、発汗行為、具体的には「入浴、運動、睡眠、性行為」は避けた方がいいといわれています。どれもアグニを利用する活動なのです。
なので、これ以外の行為、仕事や家事などはいつも通り行い、食事で得たエネルギーを存分に発揮できる時間でもあります。
”食事のリズム”のまとめ
これで”食事のリズム”の具体的な方法は全て紹介が終わりました。食べる内容を考えるよりも、簡単ではありませんか?
最後にまとめてみます。
食事のリズムとは5つを意識する
①空腹時に食べる
②ピッタ時間に食べる
③食事中の過ごし方
④食べる量
⑤食後の過ごし方
↓”食事のリズム”についての詳細はこちらを見てみてください↓
どれも”消化”までを意識しています。ちょっとした気遣いが消化器官の負担を減らし、消化器官がベストパフォーマンスをしてくれます。
まずは意識してみる。そして観察し、自分のちょっとした不調を感じ取れるようになれば、予防対策が行えます。
アーユルヴェーダの醍醐味である”予防医学”という点が存分に発揮できますので、是非皆さん毎日行う食事から意識してみてください。
他にもディナチャリアなど日常的に取り入れるといい習慣についても紹介しておりますので、良ければ見てみてくださいね。
それでは今日はこの辺で。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
Om
Hinako