コラム 宇野常寛PLANETS、note参入の衝撃!!!

という記事を書き「よし、これから俺が頑張ってnote運営に批評を売り上げに結び付ける方法がある事を見せようじゃないか!」と張り切っていたところにこのニュースですよ。

えー、何これ。

一般利用者が頑張ってコンテンツ作って育てようって時に他所から著名人引っ張って来ますかそうですか。それも僕に許可出して受け取った原稿をボツにした上リトピー本のキモの部分の叩き台にしておいて「関係ない」と言い張っている張本人を連れてきますかそうですか。僕の原稿を受け取るまで特に科学技術に言及していなかったのに「字面だけで比喩的に使っている」はずの「拡張現実」のベタな使用から徐々にテクノロジー寄りになっていっただけでなく僕がブログで言及したものをニコニコチャンネルの「ほぼ日刊惑星開発委員会」の有料記事でパクッている人を呼び込んでしまったんですよ大丈夫ですか?


しかしながらそもそも、こうした動きが前々から存在した方針なのか僕が書いたから急遽為された突発的企画なのかわかりません。とは言えどちらにせよ今回の参入劇には疑問があるので幾つか書かせて頂きます。


疑問1 1記事が長い

ニコニコチャンネルの「ほぼ日刊惑星開発委員会」は毎回毎回数千字は当たり前。1万字超も珍しくなく、今回更新されたものもその例に漏れず長文でした。noteの人気記事やおすすめなどは5千字なんてそうそうない短文ばかり。PMFを考えていないのでは?


疑問2 使い回し記事では?

noteならではの独自性が常に必要とは思っていませんしそれを決めるのは運営者でしょうけれども、新企画もなくただ参入、では雑さが拭えません。公式がアピールする割に売りがないのは気になりますね。


疑問3 内容

これは僕がニコニコで読んでいた頃のものなんですけれで、大体宇野さんがインタビューアの場合、インタビューイがみんな宇野さんより面白い。外れがないくらい自分より面白い人ばかりと話しているんですよ宇野常寛って人は。一体何なんでしょう?


ま、疑義ばかり呈していてもなんなので、予想を。

予想1 売り上げは伸びる

新規参入ですから伸びないはずがないでしょうね。


予想2 変化は微妙で目立った物にはならない

ゼログラビティで露見しましたが宇野さんはとっくにアレな事になっていて大規模に拡大する勢いが出せる状態ではありません。


予想3 効果は「やらないよりはまし」程度

note運営の姿勢や方針にもよりますが、多分企画としては黒字になるのではないでしょうか。それ以上の発展性があるようには思えませんが(理由はコンテンツ力不足)。



まぁなんというか、地味にコツコツやろうと頑張っていたところに横槍入れられた格好なので、批評家らしく辛口に評しておきました。

というか、批評家・評論家を名乗るなら、己の活動においてコンセプトぐらい自分自身の洞察によって定めんかい、という。


・・・・・・・・・


note運営に文句をつけるつもりはないんですけど、僕自身が期待するような感じにはならなそうなんですよね、方針というか、特におすすめを見てて思うんですけど。

明らかに「あ、違う」と。殊にライティングに関しては既存のプロ・業界人を招くか自由に参入してもらう事で利益を出す方向性が強く、それは営利組織である以上当然なんですけれど、なら僕が出ていける目はないな、と。

芽を出すというより、どこかに飛ばす為に、種を出すというか。そういう場と考えた方がいいのかなと(まぁ「電脳マヴォ」みたいに理念でやってる所の方が珍しいんですけどね)。

の割に僕が示したヴィジョンが実現しちゃってるようなねー…… なのに僕の得にはならないみたいなねー…… なんなんでしょうね。


そもそもnoteの編集者って2人しかいないらしいですし、その2人と相性が悪ければ終わりで、批評の専門家って訳でもないのにジャッジを任せる事自体がナンセンスなのかもしれませんが。

あーあ。滅入るなー。


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比那北幸@批評
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