その漢方薬飲んでて大丈夫?!
皆さん、こんにちは(^.^)
患者様からよく、漢方薬を飲んでいるとお聞きすることがあります。
更年期障害に効く漢方薬とか胃腸障害に効く漢方薬、便秘に効く漢方薬などハーブティーも同様。。。
これ皆、病名診断による処方で、個人の体質やそれぞれの症状の原因については無視した処方ですね(・・;)
なぜか、漢方薬とかハーブティーを薬と思っていないというのか、飲み続けていても副作用はないと思っている方が多いこと。。。
ちゃんと、漢方医やハーバリストに処方してもらっているのならまだしも、病院でも病名診断で漢方薬が処方されるし、市販の漢方薬や、ハーブティーを飲んで副作用がでていたりと、それが飲んでいる漢方薬やハーブティーのせいとは思っていない人が多いこと。
頸肩部のこりによる嘔気とかみしめによる顎通、頭痛が主症状で来院した患者様。
主症状については良くなったものの軟便で日中突然トイレに行きたくなるのは良くならないというのでおかしいなぁ?と思い、更年期障害の予防に漢方薬を飲んでいるとおっしゃっていたのを思い出し、それについてお聞きしたら、その漢方薬に下剤が含まれていたんです。(~_~;)
頸肩部の激しいコリや頭痛が頻繁で更年期障害の始まりかと思い、漢方薬なら安心と高価な漢方薬を飲んでいたそうで、それ以来ずっと軟便だったという。
その漢方薬を辞めたら軟便はおさまりましたとさ。。。(笑
また、別の患者様で、喉が詰まるような感じと耳鼻咽喉科へ行ったら逆流性食道炎ですと診断、耳鼻科で漢方薬を処方されたという。
なんじゃそれ?
胃カメラもしないで問診だけで何故胃腸科じゃなくて耳鼻科で逆流性食道炎と診断?
おかしいだろ?
でも言われるがままに薬を飲む。飲んでも症状はよくならず、胃が張ってもたれると来院。
漢方薬だからと安易に飲んでいる人が多いような印象です。
「漢方薬は体に優しい」となんか安心安全みたいな・・・
そんな刷り込みが根強くあるんですよね(・・;)
たとえば小柴胡湯(しょうさいことう)は、体力中等度の人に適している肝臓を守る漢方薬で、肝炎のほか、胃炎やカゼ、喘息などにも用いられる薬。
この漢方薬が、1990年代に100名以上の患者が間質性肺炎にかかり、約10名が死亡し、漢方薬にも副作用が出ることで話題になりました。
風邪と言えば葛根湯(かっこんとう)もよく知られていますが、この漢方薬も基本的には体力がある「実証(じっしょう)」の人に向く薬です。
小柴胡湯の死亡事例は、高齢者で基礎疾患がある虚証の人がのんだために起きた結果です。
つまり漢方薬だから安心安全ではなく個人の体質をよく考慮したうえで飲む薬であること。
現代人は、比較的体力がない「虚証」の人が多いことから、体質や体調をよく相談したうえで、できれば漢方医に処方される薬を飲むべきだということですね(-^〇^-)
基本、薬は飲まずに済ませたいもの(・・;)
ぜひ、自己治癒力を最大限生かし、それを引き出してくれる脈診流経絡治療をお勧めします(^_-)-☆
今日も一日すべての事柄に感恩報謝です。(^_-)