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○○が正しい対応なんですね・・・、と訊かれて。

先日、若い人から、

だったら、○○するのが正しい対応だったんですね?と訊かれて、驚いたことがあった。

ビジネス上の営業売り上げを上げるだけのことなら、そういう正解を求められて、答えようもあるだろうけれど、ウチのような、教育をしているところで、

正しい対応・・・。

と言われても、それはその時々の文脈があるし、その子との関係性もあるので、正直答えに詰まった。

最初勤めた学校では、教育をマニュアル化することをものすごく嫌っていた。一人ひとりを大切にする学校だった。

一瞬でもパターン化した指導をしたら、どこからか注意も飛んできたのではないか?と思われる。

もしかしたら若かった私の記憶もあやふやかもしれないけれど、あちこちで、あいつは○○だから・・・、と一人ひとりの性格や行動パターンなどを見ながら指導していた。

だから、今でも、自分の教室を運営するようになった今でも、私は、自分の教室では一人ひとりを見ようとする。また、スタッフにもそれを求めているところはある。

若い人に求め過ぎないように気をつけてはいるけれど、みんなここで育ってきたので、その辺の雰囲気は掴んでいるようだ。

だから、時折、自分の教育が行き届いていなかったのか?と思われる表現を聞くと私はショックを受ける。

まるで若い若い教師のようにショックを受けてしまう。

周りからは当然でしょ。

私ならショックを受けるより、腹が立つ、と言われても、私の場合、腹立たしさより、ショックが先に来るのである。

私は、優しく見えるらしいが、その実厳しい、と生徒たちも思っている節がある。

確かに、人を見ることをパターン化したとしたら、私は嫌だと思う。


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