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失敗するいきものが、よたよたと走っていく。

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ひとを、言葉や力で傷つけたことがあります。

ひとの大切なものを、壊してしまったこともあります。

それを謝れなかったこともあります。

してはならないこと、をしたこと

しなくてはならないことを、しなかったこと

どちらもあります。

ひとにも、自分にも
誠実にできなかったことが山ほどあるし

今もどこかでは、きっとできてない。

「あの失敗」って…
もはや、どれのこと?ってくらい
失敗ばかりの人生です。

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もうこれ以上、失敗したくなくて
失敗するのがこわくて
何もがんばれなくなったこともありました。

それどころか、生きることが難しくなりました。

思うように
寝れませんでした。
食べられませんでした。
会話できませんでした。
動けませんでした。

這うように仕事に行って
笑わなきゃいけないのに笑えなくて
動かなきゃいけないのに動けなくて
また這うように帰ってきて

家に帰ってからや
休みの日はほとんどベッドですごしていました。
眠ることもできず、ただぼんやりとしてました。

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今は、元気です。
戻れたきっかけは、いろいろあります。
ただ、家族や友達が支えてくれたから、ということだけは確かです。

それから、わたしはすこしだけ大人になった、ということも確かです。

たくさんのことに気づいたからです。

わたしは失敗するいきものなんだということ

失敗して、次からはしないようにと思ってもまた、失敗して

ひとつできるようになっても、また新しいことに失敗して

挑戦すれば
必ず失敗するのが、わたし。

走れば、
いやそれどころか歩けば、
必ず転ぶのがわたし。

それでも図太く、26年間生きてきたのが、わたし。

生きてこれた、わたし。

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転ばないように、失敗しないように
動けないでいるよりも、動かないでいるよりも

ころんで傷だらけになっても、
傷を治すのに時間がかかっても、
ちょっと立ち止まっても、
人を傷つけても、

ごめんなさい。

それでもまた、わたしは歩きだしたい。
走りだしたい。

死ぬまで。

許すこと
許せないこと
許されること
許されないこと

すべて携えて、
生きていきたい。

今までのたくさんの失敗があったから
気づけたこと。
今までのたくさんの失敗があったから、すこしだけ大人になれたわたしのお話でした。

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