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教育実習が終わりました!

なんやかんやで教育実習が終わった。

なんか3週間あっという間に終わったな〜という感じだ。

私は母校で実習したのだが、驚いたことに自分が在籍していた時より校風が変わっていて、全体主義的な雰囲気はだいぶ薄らいでいたような気がした。きっと私の代がちょうど過渡期だったのだろう。

あと高校時代の先生も私の顔と名前をちゃんと覚えていたのも驚きだ。影の薄い屍のような生徒だったのに。

そんな私だが、実習では

1.朝・帰りのHR

2.授業実践・研究授業

3.学級日誌のコメント記入

が主な仕事だった。部活指導がなかったのが幸いだ。

実習中は中学1年生のクラスを担当した。コミュ障の私は不安7、期待3くらいの割合で、不安が大きかった。

クラスの雰囲気は団結力があってはっちゃけるときははっちゃけるけど、授業や行事はしっかり取り組むメリハリのあるクラスだった。

正直、実習当日に座席表渡されて”行ってこい!”みたいな状況だったから、最初はかなり戸惑った。実際、無理に話しかけて「なにコイツ?」みたいな反応をされたこともあった。

だけど2週目の授業実践までにはHRクラスの生徒全員の顔と名前を覚えて、話す時や指名する時に名前で呼ぶようにした。(本当は実習2,3日目くらいまでに覚えないとマズイものらしいのだが、マスクの影響と自身の記憶力のなさが相まって結局1週間かかってしまった。)

あと授業や学級日誌のコメントは、あくまで”ありのままの自分”で表現するようにした。どうせ無理して陽キャぶっても疲れるだけだし、3週間も一緒にいたらいずれメッキが剥がれるのが大体推測できるからね。とにかく自分のできる範囲でやることを心掛けた。

結局、毎日不安と緊張の連続だったが、陰キャ全開で(内心ビビりながら)生徒に色々話しかけながら授業をして、色々な地理的事象を皆でゆるーく考えて、授業の最後に言いたいことをまとめて終わる、という不思議な授業展開をした。

日誌も他の実習生はイラストを描いたり、熱い思いを綴ったりしていて「すげぇな」なんて思ったこともあったが、私にそんな能力はないので、作りかけのブログみたいなコメントを残していた。

そんなこんなで私の素性が分かったのか、それとも生徒なりに気を使ってくれていたのかは定かでないが、生徒も2週目くらいから私に話しかけてくれるようになり、比較的円滑に授業を行うことができたと思う。「先生彼女いるのー?」なんて鉄板ネタも飛び出すようになった。

反省点としては、まずHRクラスで全ての生徒と会話できなかったことだろう。生徒が何を考えているのかコミュニケーションを通じて把握するのも教員の仕事なので、もう少し積極的にいけば良かったかなと思う。

ただ私自身もそうだったのだが、静かな環境に身を置きたいという生徒も中にはいるだろう。なので無理に話しかけるよりも、生徒の世界観を尊重してそっと見守っていることも大事なのかなという気もする。ただそういう生徒に限って、色紙に”地理の授業面白かった!”とか”授業分かりやすかった!”とか書いてあって、教員に求めているものが想定できるので面白かった。

あと思った以上に声が通らない。マスクしていたせいもあるが、日頃から声を出してないことがばれてしまいましたね。これは日々声帯を鍛えるしかないですね。でもまさか生徒に声量をいじられるとはねぇ…反省します。

結局、自分の良い部分もダメな部分も全てさらけ出したほうが人間関係を築きやすいということをこの3週間で学んだ。むしろ少し抜けている部分がある人のほうが親近感が湧くのかもしれない。

なので、これから実習に行く人には、ありのままの自分の姿で教壇に立ったほうがいいよと言いたい。コミュ障とか過去の自分とか、そういうのはあまり気にしなくていいんじゃないかと思う。

これから教員になる身として、少し自信がついた3週間になったと思う。

生徒には”ありがとう”と言いたい。


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