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悪い習慣をやめさせる方法〜Part 1〜

「うちの子,ゲームばっかりして困っているんです。。。」

「Youtubeを夜遅くまで観るのはよくないと思うんですが,言ってもなかなか聞かなくて。。。」

大人もそうですが,悪い習慣をやめることはなかなか大変なことです。

自分でもできないのだから,子どもにやめさせるのはもっと大変です。


どうやったら,悪い習慣をやめさせることができるのでしょうか?


1.悪い習慣とは?

まず,最も重要なことは,

「悪い習慣を『悪い』と思っているのは誰か。」

ということです。

これが,例えば「先生が」悪いと思っていたり,「お母さんが」悪いと思っている段階では,これは絶対に悪い習慣がなくなることはありません。

最初に確認しなければならないことは,「悪い習慣だ」と本人が認識していることです。

この段階になって初めて,どうやって悪い習慣をやめようか?という話ができるようになります。


2.本人が「悪い」と思っていない場合はどうすればいいの?

例えば,毎日ゲームばかりをしてしまう子どもがいたとします。

その子が,その習慣を「悪い」と思っていない場合どうしたらいいでしょうか。


これを簡単なものに置き換えてみます。

例えば,大人が毎日ポテトチップスを2袋食べるという習慣を持っていたとします。

この習慣はどうでしょうか?

良い習慣でしょうか?悪い習慣でしょうか?

悪い習慣ですよね。

それは,なぜ悪い習慣だと思っているのでしょうか?

それは,食べすぎると太りやすく,生活習慣病のリスクも高まるからですよね。

それはどうしてでしょうか?

それは,ポテトチップスに含まれる塩分が多かったり,揚げ物なので脂質が多かったり,揚げ物には食欲をブーストしてしまうという作用があったりもするからです。


ここに答えがあります。

実は,私たちが「悪い」習慣だと思うためには,一定量以上の『知識』が必要だということです。


では,話を戻して,毎日ゲームばかりをしてしまう子どもが,その習慣を「悪い」と思っていない場合どうしたらいいでしょうか。

それは,正しい『知識』を与えるということです。

一番は学校のような「教育の場」でこの知識を与えることが大切なのですが,そうでない場合はご家庭でも今から話す内容は話せるかと思います。


3.ゲームばかりをやってはいけない理由

家でゲームばかりをやってはいけない理由は,実はありません。

ゲームは,楽しいもの。つまり,簡単に言えば『娯楽』です。

大人の『お酒』や『ゴルフ』等と同じです。

なので,そもそもゲームばかりをやってはいけない理由はないんですね。


でも,親としてはゲームはほどほどにして勉強したり,外で遊んだりすることに時間を割いた方が『有益』であることを知っています。

だから,そこで大切になるのがゲーム以外に『有益』なことを教えることです。


例えば,外で遊ぶメリットとしては,

外で遊ぶと

・運動能力が上がる(スキャモンの発育曲線によって実証済み)

・友達が増え,コミュニケーション能力が上がる

・遊ぶ中で喧嘩をしながら,人との「折り合い力」がつく

・ボール遊びが上手だとモテる等

些細なことでも良いのです。思いつくことを伝えていってあげましょう。

勉強をすると

・テストの点数が上がる→充実感がある

・その勉強がなりたい自分に繋がっていく

・わからないことがわかるようになったり,できなかったことができるようになったりすると嬉しい

・得た知識を使って,自分や周りの人生を変えていける等

こんなメリットがありますよね。

だから,大人はこれを「良い習慣」として取り入れて欲しいと思っています。


つまり,「悪い習慣をやめさせる」=「良い習慣をつけさせる」ことだということです。


ちなみにですが,ゲームは一概に悪い習慣とは言えません。

最近の研究では,あるゲームは脳の「ワーキングメモリ」(脳の短期記憶を司る機能のこと)が上昇するという結果も出ています。

具体的には,

・リアルタイムの判断を要求される

・謎解きの要素がある

・3D空間を飛び回れる

すべて満たしている必要はありませんが,この3つの条件を満たしているゲームは,脳への負荷が大きく,認知トレーニングとしての効果は高まります。

覚えておいて損はないと思います。


長くなりすぎているので,この先は次回に持ち越します。

ぜひフォローしていただき,Part2もご覧ください!


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