オムニチャネルとO2O

日々生活を取り巻く環境は変化していきます。
その中で、私たちの日常生活の中で大きな部分を占める「買い物」での変化は著しいものがあります。
今回はその買い物の在り方の変化について考えてみます。

1、オムニチャネル

良く出てくるワードの1つにこの「オムニチャネル」があります。
オムニチャネルとは、「いつでも、どこでも、誰でもアクセスでき商品が届く」という考え方です。かつてであれば、店舗にあるのものは店舗に行ってしか買えませんでした。しかし、インターネットでも物が買えるようになり、あらゆる購買の手段が増えました。
最近では、自社通販サイトや大手通販サイトでなくても、インスタグラムからもショッピングが出来たりします。

あらゆる接点から買い物の場に繋がる通路(チャネル)が存在します。欲しい時に買う行為が出来る、非常にストレスのない購買行動へと繋がります。

さらに、一つの小売りグループでも様々な業態を持っています。セブンアンドアイHDであれば、セブンイレブン(コンビニ)、イトーヨーカ堂(スーパー)、そごう(百貨店)など多種にわたります。これまでは各居場所で顧客がおり、ターゲットは決まっていましたが、グループ内他業種へのクーポンを発行したりすることにより、顧客を流動的に広めることが出来ます。
消費者としては、せっかくだから使ってみようと足を運ぶ好機になりますし、店舗としてもこれまでいなかった層の顧客を囲い込めたりします。

オムニチャネルにより、消費者の選択肢は増え、企業の価値も高めることが出来ます。

2、O2O

こちらも良く聞くようになりました。Online to Offline=ネットから店舗へ、という意味です。
通信販売と言うと、「店舗に行かなくても買える」という要素が強いですが、店舗に魅力がないかといわれるとそうではありません。
実物が見られること、試着が出来ることなど、店舗にある強みは多くあります。
ネットが普及するから店舗が衰退する、とネットと店舗を対立させるのではなく、「ネットをきっかけに店舗に足を運んでもらう」ことで互いを活かしあおうという考えです。
LINE@や注文すれば並ばずにものが受け取れるサービスなどがこれにあたります。
オンラインを通じることで、単に店舗のみの販促・物売りをするよりも、より高い顧客にとっての価値(待たなくて済む、安くなるクーポンがあるなど)でサービスを高めることが出来ます。

テクノロジーの発展や、IT活用により、これまでは別々だったものが繋がったり、~だから無理(例えば遠いから、モノがないから、など)の障壁がどんどんなくなっていっています。
壁を意識せず、欲しい時にチャネルを意識せずに買うことが出来るようになってきています。

また、LINEの機能がどんどん増えていっているように、買い物以外の機能も壁を無くし一つのデバイス(スマホ)にまとまってきています。
これまでは銀行に行ってお金をおろしたり、紙でチラシを見たりしていましたが、一つのアプリ内で済んでしまいます。

この目まぐるしさに目が離せません。

「スキ」「フォロー」お願いします!

よろしければサポートお願いします!新たなネタが生まれます!