シゴトという名の旅《前編》
昨年末に隠岐島へ行ってから出張をしておらず、ストレスが溜まっておりました!じっとしていられない人、嶋田佑紀ですw
▼昨年末隠岐島を訪れた時の記事です▼
今回の旅には4つの目的がありました
米づくりの目処を立てる
海苔を見つける
塩をつくる
お茶の原料を探す
兵庫県明石市経由隠岐島入りを予定している旅です。
まずは明石市で米づくりのこと、と思いきや
初日は明石市にある茨木酒造さんで、農rockerであり縄文米の生産者である和気優さんのライブが行われることになっていました。
今年で3年目となるそうですが、和気さんのつくるイセヒカリで日本酒を仕込んだのだとか。
酒米じゃないんだ!驚きながら絞りたての「清酒和気」を頂くと、まぁ、なんとも壮大な発酵の世界が口どころか体中に広がるお酒!
いわゆる一般的な飲みやすいと言われる日本酒とは感じる味わいが全く異なりました。
複雑なのにふくよかな広がり。
さすが宇宙農でつくられたイセヒカリで仕込んだお酒。
これを読んでくださっているみなさんは
「イセヒカリ」というお米、ご存知ですか?
実はわたし、イセヒカリを育てたいって思っているんです。
それもあって和気さんにわざわざお会いしに行ったんです。
イセヒカリとは
イセヒカリをつくりたいので和気さんのいる大分県にも様子を見ながら伺うお約束をしながら、「やっと始まる」という、なんていうの?安心感?ワクワクより安心感を抱きつつ、お酒を頂いていると奇跡的な出会いが。
今年は海苔が超不作だってご存知でしょうか?
そうなんです。
心がほどけるおむすびには大きなダメージ何です。
いつもお願いしていた海苔屋さんでいつもの海苔(1番摘み)を買ってみるも
品質が落ちていてそれを使うのは難しかったんですね。
ところがですよ。
茨木酒造さんが、なんと、明石市の漁業組合の、しかも海苔関連の部署にいる方と繋いでくださったんです。
おむすび伝道師のわたしが行ったのも
漁業組合のその方がいらっしゃったのも
本当に偶然!出会えた奇跡!!
さっそく4月にセンターへ行って見学させて頂いたり、一番摘みの海苔の試食やおむすびづくりをさせて頂けることになりました。
明石市って全国で3位の海苔の生産地なんですって!
全然知りませんでした。
しかも有明はめっちゃ不漁だったのに
明石は稀に見る豊作なんだとか。
なんということでしょう!
海苔問題に光が見えてきました〜(泣けるほど嬉しい!!)
4月の旅の様子記事を楽しみにおまちください!
翌日は隠岐島へ飛行機で移動
前回フェリーに2時間半揺られて島入りしたのですが
今回は伊丹空港から1時間でひとっ飛び。
うーん、、、、
なんだかすごくヘンな氣分(笑)
心当たりがあるのは、島に入る時、時空を超えている感を味わっているんだなってこと。
飛行機でピュン!といっちゃうことにすごく違和感がありました。
違和感持つのもおかしい氣がしますが(笑)
着いてすぐ山へ直行。
お茶の原料となる木を探しながら
大地の再生となる剪定や掘り起こし、植え付けにお付き合いしながら(お手伝いと書けるほど手を出せていない)この日は終了。
あ、スーパーへおつかいに行って
隠岐の海苔を使っているおむすびを教えてもらったので食べてみました。
で、翌日。
大阪で造園業を営まれていた(隠岐島へ移住した)方をご紹介頂き、お仕事の様子を見学させて頂いたりお話しを聞いたりしながら過ごし、また山へ行ったり木木の植え替えを手伝ったり。
そうそう、隠岐島って確認されている植物の種類の数が、屋久島を抜いて、日本で1位なんですって。ジオパーク、の由来でもあるのかな。
それにしたって、それだけ多様な植物がいたら人間も多様になりますわな。笑
陽が暮れ出した頃、夕陽をめいっぱい堪能できる場所に案内してもらいました。
隠岐島に住んでいる方にしてみたらなんてことない夕陽なんでしょうけれど、わたしは本当にいつ見ても感動するんですよね。
特に今回の夕陽は春先らしい、霞のかかったうつくしいピンク色が印象的な夕陽でした。
夜は満月。そう今回の大事なミッション!
満月の海底湧水を汲みに海へ〜
すごいパワフルな満月でした。
2月の海にも関わらず、思わず裸足で入ってしまいました。
今回の満月は春分の日直前の満月でもあり、占星術の世界では2023年3月は1年の中で一番の肝、とも言われている月だそうです。
それもあって、3月のそのエネルギーをあびた海水で塩をつくってみたかったんですよね。私たちに何か影響あるのかな、って人体実験!笑
ちなみに、この山からじわじわと流れて?しみて?いる水が、海底湧水の源です。
あっという間の2日間。
そして相変わらず後半に濃厚な時間が待っていたのでした。
つづく。