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「風と共に去りぬ㊀」を読んだ中三女子の感想
めっちゃ面白かったです。
永遠の名作なのもわかる。
長編小説だけあって、とにかく内容が濃いんですよね。
アメリカ文学と言えば「老人と海」くらいしかイメージがなかったのですが、それよりも面白さがわかりやすいというか、人生経験が少なくても楽しめるというか・・・。
主人公、スカーレットと年が近いということもあって、すごく感情移入して楽しめました。
最近の小説みたいに読める文学もあるんだなぁという気がします。
久しぶりの訳文とめちゃくちゃ字が小さい印刷に最初はしり込みしましたが、読んでみてよかったです。
レビューを調べてみると、そんなに簡単には読んでいない感想がたくさんあって、私も大人になって読んだらそういう感想を抱くのかな、と思います。
でも、今回読んで感じたのはやっぱり、スカーレットの気味の良さと面白さですかね。
気が強い美人が面白そうに生きていくっていうのが、本当、いい。
16歳でスカーレットが未亡人になってしまったときにはこれからどうなるのかと案じましたが、レット・バトラーと踊るパーティーのシーンは最高でした。
火のように激しい気性って魅力的なんですね。
・・・そこに魅力を感じるような男性が、近くにいれば、ですが。
でも本当スカーレットって魅力的です。
美人だってことももちろんあるのですが、文章で読んでいてもワクワクするようなことをしてくれますから。
感情を爆発させたスカーレットに魅力を感じたレット・バトラーは見る目があると言わざるを得ないですね。
私もスカーレットが近くにいたら、面白い観察対象にしていると思いますよ。
まぁ同性なので、周りの男の人みんなを引き付けてしまうのには辟易するかもしれませんが。
この時代においてのいわゆる「モテテク」がたくさん描かれているのも面白かったです。
コルセット、大変そう・・・。
こういう時代って、本当にあったんだなって思って。