「カラスの補習授業」を読んだ中二女子の感想
前巻、「カラスの教科書」の裏話?
という感じのエピソードも載っていました。
「カラスの教科書」を読んで「おもしろ~」「もっと知りたい!」と思った人の書かな・・・?
ただ私は、イマイチ没頭出来なかったんですよねぇ・・・。
ただ「かわいい~」と騒いでいるだけでいいというか。
カラスは極めるのとはちょっと違うなぁと感じました。
ただ、とは言ってもね。
カラスの行動はやっぱり面白かったですよ。
コクマルガラスのカップルとか、コンラート・ローレンツのワタリガラスとか。
そういう、理解が及ぶ範囲の面白いところだけ触ってみるのもいいなぁ・・・と。
そこを制覇する頃には少し専門的な内容も理解できるようになっているかもしれませんが・・・。
はい。
ということで、この「カラスの補習授業」。
松原始さん的には入門書のちょっと発展くらいの位置づけになるのかもしれませんが、私にとっては結構難しかったです。
特にはじめのほうの、「歴史の時間」の章とか。
学名が出てくると小難しく感じてしまう・・・。
若干、読むのに覚悟が必要でした。
最後の「野外実習の時間」は理解の及ぶ範囲でしたし面白かったのですが。
ハシブトガラスとハシボソガラスの採餌行動の違いの実験とかね。
その実験のところは松原さんご自身も楽しんでいそうでしたが。
やっぱり、結果がはっきりと出る実験って面白いんですかね。
読んでいてもすっきりしますし。
いつもの観察は大変そうでしたが・・・。
そっか。そこまでするのか。研究って。っていうか大学。怖い場所・・・。
と、思いました。
生半可な仕事じゃないですねぇ・・・。
「ちょっとカラスが好き」では務まらないだろうなぁと思います。
それで、「でもそうか。私がハシボソガラスとハシブトガラスを区別するのに使っている基準を見つけるのに、こんな苦労があったんだなぁ・・・」と思って。
「カラスの教科書」に書いてあった知識を得るために、こんな苦労があったのかぁと思います。
この辺、「カラスの教科書」の裏話っぽいんですよね。
なんとなく、「カラスの教科書」よりも松原さんが身近に感じられると思いました。
前巻(?)「カラスの教科書」の感想はこちら↓