手のひらの恋の300文字🌸桜花手紙
春風のブラシが
桜の花を優しくとかすと
螺旋を描きながら
花びらが舞い上がります
見上げた空には
埋め尽くすほどの
ピンク色のパラシュート隊が
ゆるやかに落下していて
その儚さと美しさを
零さないように
私は手のひらを差し伸べて
必死で受け止めようとして
想いとは裏腹に
掬えるほどにも
花びらは残らなくて
アスファルトに落ちた花びらを
拾い集めるほどでもない想い
それでもすり抜けて
アスファルトに描かれた
フラワードネイションは
息をのむほどに色鮮やかで
取り零した大きさに
泣きだしそうになって
誰にも見られたくない顔してる
とっさに鏡がわりにした
水たまりに
映った
私の髪には
取り零したはずの花びらが
やっと気づいてくれたねって
ちりばめられていて
(300文字)
それは桜の花が届けてくれたラブレターのように
*朱祥(すしょう)*さんと、山根あきらさんの
企画に参加させていただきました。
素敵な企画をありがとうございます。
今日は春らしくぽかぽか日和です🌸
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
みなさんの春が
素晴らしいものでありますように。
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少しでも、あなたの心に残ったのなら嬉しいです。