11.29 クソッタレ

ワクチンを打ったと珍しく笑顔の写真を送ったら『怖い』といわれた。
何をどの様に返すのが正解だったのだろう。
けれどどうせきいてみても、『考えすぎ、被害妄想』と言われるのだろう。

もっと自分の笑った顔が嫌いになった
気持ち悪く見える

本当は、わたしだって健康に生まれたかった。
身体の痛みで急にうずくまったり動けなくなったり、焦燥感に襲われたり、自傷行為なんてするべきではないのに。
わたしだって、もっともっと学校へ行きたかった。
わたしだって、勉学とアルバイトを両立させてみたかった。
わたしだって、進学なり就職なりしてみたかった。
わたしだって、友人と気軽に会いたかった、遊んでみたかった、ライブにだって行きたかった。
わたしも、わたしも、わたしだって。

きちんと約束を守れる人間で居たかった

けれどいつも痛みが来るタイミングは突然で、不眠や過眠できちんと用量用途を守り服薬をしても迷惑をかけたり、
だからわたしは人として生きるうえで重要な『約束を守る』という行為ができない。

言い訳がましく聞こえるかもしれない、というかもう言い訳なのかもしれない。人と約束しようとしても、朝身体の痛さで動けなかったら？そもそも時間通りに行くにはわたしは前日からタクシーの手配や、公共交通機関なら何本かはやく乗って行かなければ、わたしの動きの遅さではたどり着けない。
辿り着けたとしても身体の痛さで、遊んでいる途中で迷惑をかけてしまったら？

コレは全部実際にあったことだ。
だからなるべく人に迷惑をかけないように、と生きようとするけれど当のわたしは今日も過眠が止まらない。
こんなに無価値で無意味な存在ならば、わたしは消えてしまいたい。
もう何年経ったんだろう。
『真っ当な人間』として働いて、『普通』に仕事終わりに飲んだり、休みは友人と遊んだり。

そんなふうにわたしも生きてみたい。
わたしはわたしが嫌いだ。