【読書記録】018 キラキラ共和国
2020年18冊目の読書記録はこちらです!
久しぶりに小説を読みました。
前作『ツバキ文具店』の続編で、代書屋を営む主人公 鳩子がミツローさんとその子供のQPちゃんと家族になったその後のストーリーが描かれています。
読み終わってすぐ、Twitterにも簡単に感想を書きました↓
ほっこりした作風が大好きで、読み終わるのがもったいなく感じて、ゆっくりゆっくり読んでいたので、読み終わったときは「あぁ、読み終わっちゃったな」と少し寂しさもありました。
ビジネス書や実用書と違って、完全な読書感想文になってしまうので、投稿やめとこうかなと思っていたのですが、この物語を忘れたくない気持ちから、読書記録として残すことにしました。
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印象的だったシーン
特に印象的だったのは、一番最後の、鳩子の母親がレディ・ババだったことがミツローさんにも分かってしまったところで、ミツローさんが鳩子に言った言葉と、それを鳩子が納得したシーンでした。
「そっか、無理に好きになる必要はないんだね。でも、感謝することは、できるね」
ずっと胸につかえていた何かが、すーっと下りていくのを感じた。
(P.328)
鳩子とは少し違うけれど、親や友達から何気なく言われた一言が、コンプレックスというか呪いのように自分の中にこびり付いてしまっていることがあります。
そんな呪いが、別の誰かに言われたことですーっと解けていく感じを、私自身も味わったことがあって、共感というか、「鳩子良かったね」と思いました。
人とのコミュニケーションの中で、傷ついたり傷つけてしまうこともあるけど、それを癒してくれるのも人なんだなぁと感じました。
鳩子が使った紙やペン
物語では、憧れの人からのラブレターだったり遺言だったり、変わった代書を頼まれています。
鳩子が依頼者の気持ちを汲み取って手紙を書くときに、こういう思いを書きたいから、紙やペンはこんなものを選んだ、ということが書かれています。
私は手紙はほとんど書かないですが、何か気持ちを込めて文章を書きたいとき、紙やペンにこだわるっていいなと思いましたし、文房具好きとしても、試してみたくなりました。
鎌倉に行きたくなった!
また、舞台の鎌倉は私にとってもルーツの1つで(中学・高校が鎌倉でした)、大学生になってからもほぼ毎シーズン遊びに行っていました。
知っているお店もいくつか出てきて嬉しくなったし、知らないお店は行ってみたくなりました!
『ツバキ文具店の鎌倉案内』はまだ買っていないけど、近いうちに買おうかなと思っています。
最後に
この数年ビジネス書とか実用書メインで読んでいたので、結構久しぶりに小説を読みました。
考え方やテクニックを取り入れたいという意味では、ビジネス書の方が良いのかもしれないけれど、登場人物の心の動きを通じて、自分の内面とも向き合えるので、小説もやっぱり良いなぁと思いました。
これからは小説も、読書記録に残していきたいです。
ということで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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