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❁ 怒らない育児 ❁ 〜寝かしつけがうまくいかなくてイライラしちゃう時〜

こんにちは。今日もゆるい育児しています。

前回のnoteにも書きましたが、怒らない育児のコツはただ1つ『怒らないこと』です。

でもでも、そうは言っても怒っちゃうし、怒ってしまったらなかなか切り替えられないしイライラしてしまうのが人間と思いますよね。私もまじでそう思ってました!(笑)

今回は、煩悩まみれで子育て中にイライラしがちだった私がどうやって怒らない育児の考えを身につけたか、具体的な事例から書いていこうと思います。

過去に私がイライラしてしまうシチュエーションの1つは、
寝かしつけがうまくいかない時でした。
寝かしつけがうまくいかなくてつい怒っちゃう、イライラしちゃうママさんは少なくないと思うので最初のシチュエーション別事例に選びました!

寝かしつけも、決して最初からイライラしている訳ではないんですよね。
最初の15分は可愛いな〜と思えるんです。

30分経つと、あれ?寝ないのかな?ん?(^ω^)っと不穏な雰囲気になり…

何をしてもキャッキャしてテンション高くて寝ないまま1時間経つといよいよイライラしてきて、あーーーもう無理!!!と旦那さんに一旦変わってもらうw そんな日が1歳半くらいまで結構ありました。w

しかし我が子はパパだと益々テンションが上がって寝ないので、パパと遊んで体力を発散させてるうちに、私は少し一人になってイライラを落ち着かせて改めて寝かしつけに望む!という感じでした。

うちの場合は旦那さんにヘルプを出せて(しかも協力的で)、環境的に幸運でしたが、もしも旦那さんが全く協力しないタイプだったらどうなっていたか・・・想像するとちょっと怖いです。悪質な虐待とまではいかなくても、酷い対応してしまった可能性も0ではないと思うのです。

そんなイライラを抱え込んでいた中で出会ったのが、
お釈迦さまの教え『怒らないこと』です。
先に紹介した、怒りたくないのならば、怒らなければいいという教えです。


お釈迦さまの教えが書かれた本の中で『全ての事象は事象でしかない』というようなことが書かれてあり、その通りだと気づけたのです。
そこに良いとか悪いとか、嬉しいとか怒りとか感情をつけているのは自分の主観でしかないと。

子が寝ないのは、何らかの理由があって寝たくない。

ただ、それだけのこと。

何らかの理由は、運動不足で体力が余ってるのかもしれないし、興奮しすぎてるのかもしれないし、お腹が苦しいのかもしれない、そもそも理由なんてないかもしれない・・物事は色々な因果が複雑に混じり合っているので、確率の高いものは分かるかもしれませんが、誰にもはっきりした絶対の正解はわからないんですね。

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事象としての「寝ない」に対して、イライラする!寝なくて何も出来ない!とか余計なものをくっつけているのは自分自身。


この子は今は寝たくない。
それなら、それなり対応して楽しい時間を増やせる努力をした方がお互いの幸せの為なのでは?と思うようになりました。

怒りたくなければ怒らなければいい。これ、真実です。
そもそも、怒ったりイライラしたりする必要がないのです。

人は結局、怒りたいから怒っています。
寝かしつけの最初の15分は我慢できるけど、1時間寝ないと怒るのは何故でしょう。1時間も寝ないのだから、怒っていい!怒るのは当然だ!と心のどこかで思っているからです。何かどうしようもない物事が起こるから怒るのではなくて、怒りたいから怒っているんです。


このことに気づいたら、
結局は子供じゃなくて自分!と思うようになりました。


そして、育児期間にどんな時間を長く過ごしたいかと改めて考えました。

この、寝なくてイライラしていた1、2時間も育児できる有限な時間の一部です。20年後30年後あるいは死ぬ時に振り返った時、絶対に戻ってこない我が子と過ごせた貴重な時間です。

限られた育児時間、私はなるべく笑って楽しく幸せに過ごしたいと思っています。イライラしていた1時間や2時間も、振り返れば一緒にいられる貴重な時間だったと気づいてからでは遅いのです。

未来の自分から今の自分を見た時に、自分の少しの自由時間と娘と楽しく過ごせる時間どっちが大切か聞いたら何て答えるでしょう?
問答無用で娘と楽しく過ごす時間と答えるでしょう。

それならば
変わるなら、自分。しかも今すぐに!
そう思いました。

怒る必要がないと気づいてから寝かしつけの時間が全く変わってしまいました。1時間寝なくても2時間寝なくても、これは与えられたギフトの時間であると思えるようになったんです。
マッサージしたり、絵本を何十回も読んだりw、いちゃいちゃくすぐったり、お話ししたり最高の語りかけ育児の時間でリラックした時間を過ごすようになりました。本当に楽しそうな寝る前の笑顔を見るとたまらない気持ちになります。生まれてきてくれてありがとう伝える時間になっています。


それでもどうにも寝ないときももちろんありますよw
そんな時は、リビングへ戻って家族みんなでわちゃわちゃ遊ぶ時間にしちゃいます。多少の夜更かしのリスクよりも、幸せで楽しい時間を過ごせない損失の方が比べ物にならないくらい大きいと思うのです。
何だかいつも寝るの12時くらいになっちゃってたけど、楽しく過ごせて幸せな時間だったよねー!と振り返れたらそれでいいと思います。
(保健師さんとかに何か言われても、楽しい方が1億倍大事!)

寝なくて遊ぶ時は、翌日の予定とか、大人の自由時間とか、余計なことは考えず今目の前の娘と楽しんで遊ぶようにしています。
そもそも、余計なことを考えるからイライラするんですよね。明日の朝早いのに〜!寝たら〇〇しようと思ってるのに!自分の時間が欲しいのに!などなど。この余計な考えを捨てて、今ここの我が子と集中すると全然イライラしなくまります。


ということで、怒らない育児を実践してから怒らずにイライラせずに寝かしつけが出来るようになりました。それどころかスムーズに寝てもそうでなくても、親子で過ごせる大切な幸せな時間になりました。

ポイントはやっぱり・・・

怒りたくなければ 怒らなければいい。


これに尽きます。ホントに。


【 今回のポイント 】

・寝ないのは何らかの理由で寝たくない、それだけのこと。そこに余計な感情を結び付けない

・翌日の予定や寝たらやることなど余計なことを考えずに、今ここの我が子と自分に集中

・未来の自分が振り返った時、どんな育児時間を過ごしていたいか真剣に考えてみる

今回はここまで!
夜の寝かしつけということでお伝えしましたが、お昼寝にも応用できると思います♪

それでは今日も穏やかに過ごせますように〜♪

日々の育児の様子はこちら→インスタグラム

怒らない育児は、お釈迦さまの教えの根本部分を伝える初期仏教(テーラワーダ仏教)で学んだことを応用しています。

アルボムッレ・スマナサーラ長老の著書「怒らないこと」では、
怒りについての初期仏教の教えを分かりやすく書かれていますので、ご興味がある方は是非読んでみてくださいね。https://www.amazon.co.jp/dp/B0084D09IS/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

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