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ハイアルチで有酸素運動

ハイアルチでの運動は基本的に低酸素ルームでのランニングまたはウォーキングです。

全身の筋肉を多く使い長時間動くランニングとウォーキングは有酸素運動の代表的な例とも言えます。
これらの運動により心肺機能を担う、心臓と肺の健康状態の向上につながります。肺に取りこんだ酸素は血液中に浸透し、ヘモグロビンと結合することで体の隅々に酸素が運ばれます。筋肉内に運ばれた酸素は細胞内にあるミトコンドリアを介して運動に必要なエネルギーを生産します。
有酸素能力とは上記の一連の流れ(酸素を取り込む、運ぶ、使う)をどれだけ効率よく行えるかで示されます。

筋力トレーニングを行っているから有酸素運動はやらなくても大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、有酸素運動と筋力トレーニングではまた得られる効果も違いどちらにも利点があります。
有酸素運動により肺毛細血管の量が増えるとその分、取り込んだ酸素を素早く血液中に移すことができ、ヘモグロビンの数が増えればより多くの酸素を運ぶことができ、ミトコンドリアの効率よく酸素を使うことにつながります。筋力トレーニングでは筋肉繊維の肥大、脳と筋肉の神経のつながりが強化されよりスムーズな運動動作を行うことができます。

2009年のワールドカップに出場したスノーボード選手を対象に固定バイクを利用したテストでは有酸素能力と着地の正確さに非常に高い関連性があることが分りました。

低酸素環境を利用した運動では効率よく有酸素能力の向上が見込まれます。アスリートから運動不足を解消を目的とされる方まで幅広く利用されています。ハイアルチでの高地トレーニングで目標達成に向けて頑張りましょう。



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