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イタリア ミラノその2

死ぬまでに見たいものの一つにダヴィンチの「最後の晩餐」がありまして、それがミラノのサンタ マリア デッレ グラツィエ教会にあるんです。
世界中から見学者が訪れるという事で、予約も常にいっぱいという状況です。ミラノ行きを一ヶ月前位に決めたので、当然空いているはずもなく。わかってはいたけど諦めきれずネットで検索していると、当日券的なものもあるとの事。
で、それを狙って早起きして行ってきました。

チケットオフィスは教会を通り過ぎたところにあり、オープンの約1時間前に着くように向かいました。
すでに2、3組が待っていましたが、射程圏内。
結果的に無事、15時過ぎの回が取れました。

ひとグループごとの人数が決まっており、その枠に余裕のある回が当日券として出るため、4人組で来たけど全員が同じ回に入れるとは限らないようです(私の前のグループがそうだった)

1グループの見学時間は15分。指定された時間になったら、教会の左手にある専用入口から入れます。
ここで軽く手荷物チェックがあるのですが、液体類(飲み物)は持ち込み禁止です。捨てるか、チケットオフィス内にある無料ロッカーへ預けて行きましょう。

ダヴィンチさんの作品の中でも数少ない「完成品」と言われるこの作品、とても不遇でそれ故に状態もよろしくない。
これ以上の劣化を防ぐため、最小限の光量、湿度や温度管理されています。
実物は想像よりも大きかった。
薄暗いこともあり(あと私の目が悪い)ネットに出回っているような鮮明さはないのですが、それでもすごい存在感です。弟子一人一人の動きを追いながら見ると、自分もその場にいるような臨場感を感じるし、計算されたイエスのポジションに感動したりと15分はあっという間です。

あらかじめ予習をしておいた方が断然楽しめる作品なので、鑑賞ポイントはチェックして挑みましょう!当時は食堂として使われていたそうなので、イエスとその弟子たちと食事をしている気分でゴハンを食べていたのかなぁ…(そんなのどかなシーンではないけど)なんという贅沢。
空襲に遭ったけど奇跡的に壊れずに済んだこの壁画、なのに3年近く野ざらしになっていた…ってのがイタリアらしいというか(笑)
でも観れて本当に良かった。
2月はルーヴルのダヴィンチ展にギリギリ行けそうなので、これもまた楽しみです。

話は前後しますが、無事当日券を手に入れたあとはスフォルツェスコ城へ行きました。
ここはお城と沢山の博物館と庭が一つになっていて、じっくり全部見ようと思ったら一日がかりになりそう。
博物館エリアも収蔵しているものが膨大&多岐にわたり、面白いんですが時間が足りないし疲れで集中力が切れます…ルーヴルみたいに要所要所にカフェでもあれば良いのに!

絵画からインテリア、食器、楽器などなどなんでもあります。

アップダウンもなかなか激しいので、色々見て回りたい方は一口で食べられるようなスナックや飲み物を持ってた方が良いです。(ヘロヘロになった)

お城自体も素敵ですが、敷地内にめっちゃネコチャンがいて、足止めくらいました(笑)

ダンテさん。
ダンテ通りというのがあるんですね。賑やかな大通りで、スタバのロースタリーも近いエリアにあったと思います。

あと忘れてはいけない、アンブロジアーナ図書館!(画像は出口です)
ここも素晴らしかった…美しい図書館を目当てで行ったのですが、それ以外にも、と言うか建物から内装から展示されているもの全部素晴らしかったです。

肝心の図書館がうまく撮れてないのですが…暗いこともあり雰囲気のある図書館でした。
ダブリンのトリニティカレッジのような古くて大きな荘厳な雰囲気ではなく、ギリギリ「(ファンタジーものフィクションなどで)個人の蒐集家が集めた稀覯本が詰まった書斎」と言えなくもないレベルです。

帰る頃にはぐったりでしたが、非常に充実した日でした!
ちなみに一人だと食事らしい食事はしないのですが、適当に入ったお店でパスタを頼んだらビックリするくらい普通でした(笑)
あとランチタイムに食事に出るオフィス勤務であろう男性方のカッコイイこと…老いも若きも、細身・ビールっ腹問わずスーツがめっちゃキマってて、流石だなーと。
ドイツではなかなか見れない光景でしたw

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