晴れやかに歩こう
気のせいか、今年の夏になって、都心部で日傘をさす人が多いのに気付く。
目視で大雑把に、歩行者の2〜3割がさしている感じだ。
雨の日に傘をさすことすら億劫な私からすると、わざわざ雨も降ってないのにご苦労様、と思う。
しかし、確かにこれだけの陽射し、日陰を歩きたいと切に思うわけでもあり、日傘をさす人の気持ちがわからないわけでもない。
日傘と雨傘では役割が違うためか、どことなく雨傘よりもカラフルだったり、おしゃれなものだったり、2〜3割の傘花とはいえ、陽にあたり、華やかに見える。
ただ、残念なことに、片手に日傘、片手にスマホ、強者になるとさらにハンディファンを持ち、前を見ずに猫背で歩く女性が多いのにも気付く。
晴れた日、暑いだろうが、前を向いて、華やかな傘とともに晴れやかに歩いた方が、せっかくの美しさが台無しになって勿体ないと思うのは、それはそれで余計なお世話と言うものなのだろう。
太陽も気を利かして、もう少し手加減し、日傘のいらない爽やかな夏を演出して欲しいものだ。
夏はまだ続く。