ひがし

2024年3月26日スタート。 東京都在住。 思いつくままに書いてみます。 Jazzとコーヒーが好きです。 フォロー、コメント、よろしくお願いします。

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最近の記事

ただひとつの詩

なぜか昔から、「詩」に縁がない。 目に触れる機会も多いし、読む機会もある。 意識しなくても、どこかで知らないうちに読んでいる。 有名な詩人や有名な詩は知っているし、中には好きなものもある。 これだけ身近にありながら、自発的に読もうとも、ましてや書こうなどとは思ったことがない。 したがって、所有している書籍の中には詩に関するものがほとんどない。 ただ、谷川俊太郎の『あなたはそこに』だけは、自発的に買った。 何度も読んだ。 何度も救われた。 特に最終段落。 どんな文学作品にも、

    • バイリンガルな私

      はろー、じすいず、ひがし、すぴーきんぐ。 いず、じす、みせす、なんしー? ハーイ、コンニチハ、ヒガシサン。 ナンシーデス。 おーっ、なんしーぃ。いっつ、くーる、とぅでぃ、いずんと、いっと? ソウデスネ、サムイデスネ。 ばいざうぇい、ともろーみーてぃんぐ、あばうと、さーてぃ、みにっつ、れーたー、あいむそーりー。 ??・・・アァ、ワカリマシタ。ソレデハ、サキニハジメテイマスネ。 あず、ふぁーすと、あず、あい、きゃん、ごー。 ??・・・アァ、ムリシナイデクダサイネ。 さんき

      • 今年の紅白

        よく言われることだが、毎年、紅白歌合戦の出場者、知っている人・曲が非常に少ない。 知らない人ばかりだ。 単にジジイなだけじゃないか、と言われそうだが、知らないものは知らない。 そもそも、テレビをほとんど見ない上、紅白を最後に見たのはいつだろうと思うぐらい見ていない。 歌番組も見ないので、なおさら知らないわけだ。 今日、今年の出場者が発表されたので、試しにカウントしてみた。 【白組 21組】 名前と持ち歌を知ってる 7 名前だけ知ってる 4 名前も持ち歌も知らない 10 【

        • 恐怖のみそ汁

          ねぇ、今日のみそ汁、なに? 今日、麩の、みそ汁。 きょう、ふの、みそ汁 きょうふのみそ汁。 恐怖のみそ汁。 あまりにも有名な古典的な話。 今晩、私は、本当に恐怖のみそ汁に遭遇した。 世にも恐ろしい話だ。 夜、仕事が終わった。 帰る途中、晩飯を食べるため、街外れにある赤ちょうちんの店に行った。 店は、年配のお母さんが一人でやっているカウンターだけの古く狭い店。 たまに行くと、その日ある献立で、夕飯をしつらえてくれる。 扉を開け店に入った。 誰もいない。ラジオの音だけが

          行ったことがないところ

          書店へ行って日本地図を見ていた。 見ていて、そう言えば行ったことのない都道府県はどこだろう?と思った。 北海道から順に見ていく。 東北、関東、中部、北陸、近畿、中国ときて、見つけた。 島根県と鳥取県。 そして、四国、九州、沖縄と見ていった。 結局、島根と鳥取だった。 確かに、考えてみれば、仕事で行く機会がないし、旅行でも、見るべきところがあるのは知ってるが、東京からではなかなか行かない。 もし、これを読む人の中に両県の方がいたら、そんなこと言わず来いよ、と叱られそうだ。 「

          行ったことがないところ

          桜日和

          東急池上線・御嶽山(おんたけさん)駅。 小さな駅舎の小さな改札を出た。 灰白の雲のカーテンが、流れることなく空全体を覆う。 短い商店街を歩き、つきあたりを右折すると、御嶽神社に着く。 背の高い銀杏の木がもうすぐ色付こうとしている。 七五三の看板が、これから訪れる小さな子どもたちを迎えようと、真っ直ぐに立っている。 朝早い時間、まだ境内に人はいない。 むしろ、人のいない時を、とやって来た。 いつもなら、健康長寿を祈る人を見かける神社も、誰もいない境内は静かで、砂利を踏む心地

          ボルダリングの成果

          数年前、家の近くにボルダリングができる施設がオープンした。 さっそく、どんなところか見学に行き、どんなもんかやってみた。 見てる分にはただ登るだけだろうと思ったが、実際やるとそれなりの全身運動だ。 特に上半身の筋肉を使う。 以前、筋トレをやっていた時にはあまり鍛えてなかった場所だけに、かなりしんどい。 とはいえ、慢性腰痛だし、このぐらいならちょうどいいかと、しばらく通った。 通ったが、どちらかと言うと、子供向けまたは本気のプロ向けといった雰囲気が強く、どっちつかずのサラリーマ

          ボルダリングの成果

          淋しい街

          探すの面倒ですし、そこのガストでいいですか? と言う男子社員と一緒に、自動ドアをくぐった。 実は久しぶりにファミレスに入った。 店員さんは出てこない。 『ご自由にお座りください』と書かれた看板が出迎えた。 席につき、注文するタブレットを二人で見て、迷う間もなく日替わりランチに決め、画面に沿って注文した。 しばらくすると、ネコのロボットが、日替わりランチを2つ運んで来た。 二人で食べ、食べ終わってセルフレジで支払い、店を出た。 平日のランチ時とはいえ、客層のほとんどは、パソ

          淋しい街

          暗号

              法務とは今度で話をつける。   もうすぐだから待ってて。   チョコマロンは、僕のベストスイートだよ。 情報漏洩が問題となる世の中、企業は情報セキュリティに力を入れている。 その中の一つの対策に「情報の暗号化」というのがある。 例えば個人情報。 「ひがし」と、そのままデータベースに保管するのではなく、「XYZ」と読み替えて保管する。そうすれば、万一データベースの情報が漏れたとしても、正しい情報はほとんど解読不能のため、情報としての価値はないに等しい。 関連会社に

          vs.鳩

          時間がないし天気もいいので、コンビニでお昼を買って、コンビニ前の公園のベンチに座って食べることにした。 サンドイッチの袋を開けて食べる。 一口二口食べると、どこからともなく、足元に鳩が一羽降り立った なんだ?と思った瞬間、バサバサバサと何羽もの鳩が降り立った。 足元半径1メートル以内をうろつく。 なんや食べづらいのぉ、確実に狙っとるやないか。 急いで口に押し込んで缶コーヒーで流し込んだ。 まだ、おにぎりがある。 隣の空いてるベンチに移動した。 鳩はついてこない。 さっきの

          あんたがたどこさ

          埼玉県川越市は「小江戸」と呼ばれ、蔵造りの建物が立ち並ぶ街並みだ。 今日、仕事のため足を運んだ。 歩くと、駄菓子屋をはじめ古風な意匠を施したカフェ、寺院、神社などがあり、タイムスリップした感を得られる貴重な街だ。都心から電車で小一時間で行けることもあり、休日は観光客が後を絶たない。 この川越、歴史的に要衝の地であり、特に徳川幕府においては、常に譜代大名を配するほどであり、また川越城主を勤めた者は幕閣への登用が約束されるほどだった。 徳川家康が死去し、日光久能山に亡骸を運

          あんたがたどこさ

          パジャマを買ったはいいが

          昨日、冬用のパジャマを無印良品で買った。 イメージして読んだ方が早いので、買ったのはコレ。 パジャマは、だいたい風呂上がりに着る。 風呂入って、髪洗って、上がったあと、タオルで髪をゴシゴシ拭いて乾かす。 そうすると、普段ワックスで流している髪がまっすぐになってしまう。 そしてパジャマを着る。 すると、およそ、顔はこんなイケメンじゃないのでともかく、髪姿格好、写真のようなイメージになる。 なんか、えらい子供っぼくなるなぁと思ったのと同時に、何かに似てるし、見覚えも着た覚

          パジャマを買ったはいいが

          The better landing

          移動性の高気圧が東京を覆い、秋空から強めの直射日光が降り注ぐ朝のバス停。 休日の倉庫街。 バス停は、何もない広い歩道に存在感際立たせ、丸い顔をしてポツンと立っていた。 片側6車線、計12車線の広い幹線道路には、走る車は少なく、まして歩く人もいない。窓のない巨大な倉庫がひしめき建ち並ぶ向こうに、海につながる橋が、青空に映えて白く小さく見えた。時が止まったかのような静けさ。 バスが来るまでのあと5分の時間が、普段の忙しさに浸かっている私には、とてつもなく長く感じた。 バスの姿が

          The better landing

          昼下がりの断言

          なにこれ? 女性社員のデスクに、おせち料理のカタログが置かれていた。 デパート行ったらあったんで、試しに持ってきちゃいました。見ます? 片手で取り上げ差し出した。 意外と分厚い。 そして、ページをめくって驚いた。 ン十万円もするのが並んでいる。 なんじゃこりゃ?誰が買うんだ? でしょおー? よーく見ると、器がなんとか塗りとかいって、それが高いらしい。 料理の説明は一切なく、いかに器がすごいものか、それを滔々と語っている。 これさぁ、ホントに欲しければはじめから器買え

          昼下がりの断言

          秋晴れ

          東京、13時。 天気、快晴。 気温、16.1℃ 湿度、34% 強めの北風。 今日のこの天気、私にとって最適の条件だ。 ここまで条件が揃う日はなかなかない。 やや厚めの生地の白いコットンシャツ一枚でランチに出た。 歩く多くの人は寒そうに首をすくめ、あるいはポケットに手を突っ込んでいる。 眩しく射す陽の柔らかさが心地よい。 乾いた冷たい風がシャツの首元から通り抜ける。 扇風機の前に顔を突き出す子供のように、向かってくる風に顔を向け、伸びた前髪をなびかせ目を細め、黄色に色付

          目覚ましに

          朝早いのは苦手だ。 しかし今朝は早起きし、朝一番の顧客との会議に出席した。 眠いのなんのって、その上、いてもいなくてもどうでもいい、出席することに意義がある、みたいな儀式的な会議に、どうやって目を開けておくか、それしか頭が回らなかった。 あまりのくだらなさに、会議が終わり、次別件あるからと、みんなと別れ、ひとり目覚ましに近くを歩くことにした。 一度行ってみたいと思っていた場所。 ここから歩いて15分ぐらいだ。 地図上では確かに15分だが、実際歩くと、急な登り坂があり、意外

          目覚ましに