図書館巡り

暑さもあり、いや、多分暑いから、近くの図書館に行った。
私が住む場所は、ちょうど3つの区境が交差する付近にあるため、歩いて15分圏内に3つの区の図書館がある。

公立図書館が故、基本的に蔵書の分類は同じ構造をしている。
それでも、市中の書店のように、イベントや特集など独自の色を出そうと、各司書さんが頑張っている様を見るのが楽しみだ。

書店も、書店ごとに、特に入り口の一等地に色が出る。
仕事で地方に行く場合、その地方の書店の一等地を見ると、なんとなくその地方の有り様がわかり、大雑把な情報を得られることがあるため、必ず書店に寄るようにしている。


はじめに、一番近い図書館に行った。歩いて10分弱。
普段からよく行く図書館なので、実はあまり変わり映えがしない。椅子も埋まっていたので、歩いて10分、次の図書館に行った。

二番目の図書館。
ここは、書棚が狭い間隔で設置され、面積に対して、目一杯本を置いている。よって座席が少なく、あまり居心地がよろしくない。借りて家で読む分には蔵書数が多いので重宝している。
が、座れないので、歩いて15分、次の図書館に行った。

三番目の図書館。
考えることは皆同じなのかどうか、人が多い。
ちょうど子供向けのお話し会も行われていて、子育て世代で溢れていた。
遠くから聴いてると、さすがに読み方が上手く、なるほどああやって喋るのかとも感心したが、いかんせん座れない。

というか、もう三軒目。
はしごじゃあるまいし、暑さしのぎのはずが、歩いてばっかりで、余計暑くなった。
癪なので、一冊だけ文庫本を借りて、歩いて10分、ドトールに行った。
はじめからこうしておけばよかった。