無職ふたり
映画を見る
この5年間で離婚1回、引っ越し2回、息子の転校2回、転入2回、家出2回、暴れ3~4回、引きこもりニート1回目継続中、と波乱万丈な日々を過ごしてきたため、今年の酷暑に体がもたず自身の引きこもりを決意した。つまり我が家に2人の無職引きこもりが誕生したわけである。
この非常事態に対応するためある程度の貯金はしてきたが、無職3日目にしてすでに不安が暗雲のごとく胃の腑からのぼってきて、自分の貧乏性に嫌気がさしている。
そして問題がもう一つ。私と顔を合わせたくないニート息子は、私の不在中のびのび2LDK生活を謳歌していたわけだが、私の辞職に伴いその平穏は破られた。日中、母親が我が物顔で自宅をうろついているのだ。おちおちトイレも行けない。
そこで彼の通院日、祖父母が迎えに来るとき私は外出することにした。ちょうど次回の通院日は10月1日、キネマ旬報映画の日だ。2千円の入館料が1200円で済む。上映中の映画に『お隣りさんはヒトラー?』がやっている。ナチスもので深刻なダメージのなさそうなものはたいていチェックしているので、これを見ることにした。
ついでに、今まで見たショックに弱い人でも観覧可能なナチス映画をあげておく。
お隣さんはヒトラー?
原題は『隣人アドルフ』。コメディタッチなのは確かだが邦題がダサい。主演俳優は上手い。オチも納得できた。見て損はないです。
帰ってきたヒトラー
非常によくできたコメディ。主演俳優は大柄なのにちゃんとヒトラーに見える。ラストは風刺が効きまくって怖い。
愛を読むひと
原作『朗読者』を読んで。主演のケイト・ウィンスレットがオスカーをとった。原作の力が大きいけれど、やはり彼女がカセットテープのボタンを押して驚くシーンに涙がぶわり。
チャップリンの独裁者
本物のヒトラーがまだドイツでブイブイ言わせていた時作られた
風刺映画。コミカルなシーンと感動的なシーンをうまく取り混ぜていて、中高生に見てもらいたい秀作。自分も中学校の体育館で見た。
嵐の中で輝いて
まだ顔をいじっていない頃のメラニー・グリフィスの熱演に、ハラハラドキドキが続く。ハッピーエンドがわかっているので安心して見れます。
その他
『ヒトラー最期の12日間』の中で、ところどころおかしな日本語に聞こえる箇所がYouTubeで多くアップされているので、ドイツ語を学習中の方は不謹慎ながら参考になるかと。
※今思ったのだけど、職がなくても家事をしていれば専業主婦ということになる?シングルでも主婦って言う?社会学に詳しい方、教えて下さい。
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