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【モチベーションという呪縛から解放される!?感情に左右されない安定したパフォーマンスの保ち方。】

FLUXAgentで人材紹介をやっている今野です。

人材紹介をやっていてよく相談されることの一つに『”売り上げの波がある”どうしたら安定しますか?』があります。

みなさんもぶち当たる壁ではないでしょうか?

私自身年間億プレイヤーになった事はないのですが、人材紹介キャリア約10年の中でプレイヤーとして動いた全ての四半期成績で、1000万円を下回った事がないことが唯一のみなさんに伝えられるスキルです。とにかく安定した売り上げ、再現性を意識し続けております。
(両面人材の方にしか伝わらないと思いますが笑)

もちろん戦略や実行面でのスキルはありますが、今回は今からでもできるメンタル面の維持の仕方を共有させてください。


モチベーションは生き物。波があり無理をしても上がる物ではない。

憧れていたサヴィル・ロウ、当時はここを歩きながらいつかオーダーメイドスーツを着たいと思っていました。

これはイギリス時代に精神科医の教授から教えていただいた、大切にしている考え方です。

教授曰く、モチベーションを上げようとすると焦りが生まれる。大事なのは今、ここにいる自分の状態を認識して、好きになるようにすること。だそうです。私がつらい時に2人で夜ロンドンのマクドナルドでフィレオフィッシュを食べながら、『どれだけつらい時でも、このフィレオフィッシュはうまいよな?まずはうまいということを認めなさい。』と言われたことは今でも私の宝物です。

モチベーションが上がらないんです。とパフォーマンスが出ないんです。が今のビジネスシーンなんとなく一緒になっている気がします。しかしながら人材紹介のような高いプロフェッショナルが求められる仕事においては、自分の状態は候補者、クライアントに一切関係ないわけです。

ですので、人材紹介においてモチベーションとパフォーマンスを結びつけることを極力辞めました。どれだけプライベートがめちゃくちゃでも外科医のオペのパフォーマンスは一定しているというところから着想を得ました。

スカウト、クライアントコミュニケーション、候補者コミュニケーションなどすべて高いレベルで仕組化して、自身の状態に関係なく対峙した人が納得していただけるサービスまで昇華させることが目標です。

自分の中で、パフォーマンスを限りなくルール化し反射的に行動に移るまでやり続けました。凡事徹底をし続けました。

型化して同じことを全員にやりまくる!ということではなく、その人に一番良いコミュニケーションを毎度全力でカスタマイズして提供する。ということに再現性を持たせることができました。

自分でコントロールできることは『行動』のみ。

スコットランドの英雄Greig Laidlawさん。FLUXのスペシャルコーチとして立ち上げを支えていただいています。

これはレイドローさんから教えてもらったことです。国を背負った試合で何もいいところがなく、大敗をきして、バッシングもされモチベーションが地の底にある時に、気づいた事だそうです。

・この前ボコボコにされてくたばるか
・立ち上がって戦うか
の二択しかない。
彼はいかなる場合でも立ち上がって戦う。
と決めたらしいです。

ただどれだけ決めたとしても、モチベーションは上がらないそうで、その中で自分ができることは体を動かすというフィジカルのコマンドだけ。

ではどれだけつらくても体は動くはず、なので
『胸を張り、背筋を伸ばし、前を向き、人に挨拶をする。』
そうすると決めたそうです。

そうすることにより、つらい時でも周りの人に自信が伝わり次のチャンスが舞い込みやすくなるそうです。

どれだけつらくても体は動く。だから胸を張る。笑顔になる。挨拶をする。世界一の人間でもそう考えているとは目からうろこでした。

モチベーションは人と話す事でしか上がらない。

みんなで集まり楽しい時間を大切にしています。心から笑顔になれる大事な時間です。

完全にこれはクリニカルカウンセリングでの経験ですが、モチベーションというものは何か事情が起きて、そのリアクションとして下がるわけです。
心が考えた結果、落ち込むことを選択したわけです。
この時の自分の心は【落ち込むスイッチ】がオンなので何を取り込んでも自動でネガティブになります。
この厄介なスイッチはなかなか自分ではコントロールできず、第三者の助けが必要です。 

冒頭でも触れましたが、モチベーションは生き物で波があり、なかなか自分でコントロールすることができません。

人間という生き物はソーシャルアニマルであり、群れを成して生きるようにDNAに刷り込まれている。という考え方を聞いたことがあります。

これは個人的な経験ですが、地元の友人や同僚、家族、カウンセラー、落語の師匠方々など、この人と話すと元気がでるな!という人がいます。悩みを相談しているわけではないのですが、話していると何かしら刺さり、『ああ、小さい悩みだったな』とか『みんなも同じことで悩んでいるんだな』など気づかされることが多かったです。

ですので、私自身、落ち込んだ時はそのような人間たちの周りにしれーっとくっつきます。
そうすると自然と笑顔が増え気がついたら”落ち込むスイッチ”はオフになっています。

一つ気をつけている事ですが、

【落ち込むスイッチ】の対極は【やる気スイッチ】ではなく、あくまで独立した別々のスイッチで、それぞれオン-オフのイメージです。どちらもオフのニュートラルを意識しながらメンタルを整えています。

最後に

人材紹介に携わる皆さん、よく上司や同僚から『人材紹介は同じことの繰り返し、成長が感じられない』などと言われ、3年が経過するとそのように感じだす方も多いと思います。
ただ、お医者様が同じ事を言うでしょうか?かかりつけのお医者様と話しているときに、『毎年新しい薬、研究、機会が進歩してきてキャッチアップするのだけでも飽きが来ない。だってそれで患者様がもっと早く良くなるんだもん。』とおっしゃっているのを聞き、同じ人の人生における重要な役割を担うプロとして背筋が伸びました。

今日から12月が始まります。目の前にいる困っている方は1人として同じ人間はいません。候補者、クライアントにしっかりとプロとして向き合い、自分のモチベーションに関係なく、胸を張り、背筋を伸ばし、前を向き、人に挨拶をしていくことから始めようと思います。

またまた長い散文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

今野


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