【2023年度版】トレーナー&インストラクター向けスクール・資格団体まとめ
こんにちは。
渋谷、大宮、岐阜でパーソナルジム「Sharez」を運営している岡崎秀哉(@hide_sharez)です。
このnoteでは、フィットネス業界のアレコレについてまとめています。
今回は、フィットネス業界の中でも、トレーナー&インストラクター向けスクール・資格団体について紹介します。
1.「トレーナー&インストラクター向けスクール・資格団体」とは?
「トレーナー&インストラクター向けスクール・資格団体」とは、トレーナー育成スクール、トレーナー資格団体やインストラクター養成スクール、インストラクター資格団体などを指しています。
1990年代、2000年代にトレーナー資格団体、インストラクター養成スクール、インストラクター資格団体は増えていき、2010年代後半以降にトレーナー育成スクールが登場し、増えていきました。
僕自身は、体育大学出身であり、体育大学時代にトレーナー資格などを取得していましたが、今はむしろそういった経歴のトレーナーは少なく、社会人をしながら、学生中などにトレーナー育成スクールに通い、トレーナーになるという流れの方が多いです。
2.【2023年度版】トレーナー&インストラクター向けスクール・資格団体まとめ
それでは、トレーナー&インストラクター向けスクール・資格団体について具体的なブランド、団体等を紹介していきます。
料金やコースは調査した2024年1月現在のものですので、改定されている場合もあります。ご注意ください。
3.パーソナルトレーナー育成スクール
「フィットネス系スクール・資格団体」のうち、まずは昨今増えてきている「パーソナルトレーナー育成スクール」について紹介していきます。
■2nd PASS
「2nd PASS」さんは、トレーナー育成スクールのパイオニア的存在です。
1500名以上の卒業生を誇ります。
6ヶ月88時間のカリキュラムです。
入会金39,600円、集団指導コースが748,000円、個別指導コースが858,000円となっています。
■VALXスクール
「VALXスクール」さんは、元有名ボディビルダーで「筋肉博士」の愛称で知られる「山本義徳氏」を筆頭に、栄養、実技、解剖、マーケティングなど各分野の専門家が監修したプログラムが特徴です。
入会金30,000円、ベーシックコースが498,000円、エキスパートコースが767,000円(就職のサポート有り)、マスターコースが917,800円(独立のノウハウ提供有り)となっています。
■ASPトレーナースクール
「ASPトレーナースクール」さんは、パーソナルトレーニングジムを30店舗運営しているノウハウを活かしたコンテンツが売りです。
NESTA、NSCA、NASMなどのトレーナー資格の合格率が100%というのも特徴です。
67-110時間のカリキュラムです。
入会金55,000円、ベーシックコースが598,000円(資格取得向け)、マスターコースが1,200,000円(独立開業向け)となっています。
■プロジム
「プロジム」さんは、女性専用パーソナルトレーニングジムを30店舗以上運営しているノウハウが強みです。
2021年には114名が入会したというデータが出ています。
6ヶ月24回(1回の時間は不明)のカリキュラムです。
調査した2024年1月時点で、入学問い合わせ数が1099件となっています。(2018年からスタート)
入会金41,800円、基礎通学コースが572,000円(NESTA対応)、基礎通学コース+NSCAオプションコースが627,000円(NSCA対応)となっています。
■Dr.トレーニングスクール
「Dr.トレーニングスクール」さんは、パーソナルトレーニングジムを20店舗以上運営しているノウハウと、メジャーリーガーのトレーナー経験もある方が監修している本格的なプログラムが特徴です。
グループコース(5ヶ月)が605,000円、マンツーマンコース(ベーシック、30時間)が660,000円、マンツーマンコース(アドバンス、50時間)が880,000円、オンラインコースが330,000円、分子栄養学コースが220,000円、NSCA取得コースが110,000円となっています。
■青山トレーナースクール
「青山トレーナースクール」さんは、パーソナルジムのポータルサイト「GetFit」を運営している会社のスクールです。
7ヶ月145時間のカリキュラムです。
入会金33,000円、コース料金が1,100,000円となっています。
■DEED STL
「DEED STL」さんは、パーソナルトレーニングジムを10店舗運営しているノウハウが特徴です。
104時間のカリキュラムです。
コース料金が550,000円となっています。NSCA対策講座132,000円のオプションもあります。
■BEYONDトレーナースクール
「BEYONDトレーナースクール」さんは、パーソナルトレーニングジムを80店舗運営しているノウハウが特徴です。
90時間のカリキュラムです。
入会金が100,000円、3ヶ月即戦力コースが498,000円、3ヶ月オンラインコースが249,000円、1ヶ月スペシャリストコースが入会金20,000円、コース料金が79,000円となっています。
■Lastyleアカデミー
「Lastyleアカデミー」さんは、パーソナルトレーニングジムを3店舗運営しているノウハウが特徴です。
入会金55,000円、グループコース(6ヶ月50時間)が450,000円、マンツーマンコース(2-6ヶ月50時間)が650,000円、開業支援コース(2-6ヶ月80時間)が1,200,000円となっています。
■Gym Fieldスクール
「Gym Fieldスクール」さんは、パーソナルトレーニングジムを20店舗以上運営しているノウハウと、代表の郡氏は業界のベテランであり、人脈を生かした豪華アドバイザー陣が特徴です。
2ヶ月半、108時間のカリキュラムです。
コース料金は430,000円です。
■プロパーソナルトレーナースクール
「プロパーソナルトレーナースクール」さんは、ボディビルダーで日本体育大学の教授、日本代表選手のサポート経験もある岡田隆氏が監修しています。
3級コース(3週間18時間)が125,000円、2級コース(6週間28時間)が175,000円となっています。
■サワキジムアカデミー
「サワキジムアカデミー」はトレーナー業界のベテランである澤木氏が監修しているのが特徴です。
114時間のカリキュラムです。
入会金が55,000円、コース料金が660,000円となっています。
■メガロストレーナースクール
「メガロストレーナースクール」さんは、総合型フィットネスクラブ大手「メガロス」が運営するトレーナースクールです。
108時間のカリキュラムです。
コース料金は220,000円です。
4.トレーナー資格団体
次にトレーナー&インストラクター向けスクール・資格団体の中でも、トレーナーの資格団体について、主なものを記載していきます。
■NSCA
1978年に設立された歴史ある団体で、世界80ヵ国近くに広がっています。日本には1991年に上陸しています。
2021年時点で世界で55,000人以上が資格取得しているとされています。
■NESTA
1992年にアメリカで設立され、会員数は75,000人を超えています。
日本には2007年に上陸しています。様々な資格を発行しています。
■JATI(日本トレーニング指導者協会)
2005年に発足した日本のトレーナー資格団体です。
これまで約10,000人が資格取得したとされています。
■JSPO(日本スポーツ協会)
日本スポーツ協会(旧日本体育協会)はアスレティックトレーナーの資格を発行しています。かなりのボリュームのカリキュラムなので、大学、専門学校を経て資格取得する人が多いです。
JSPOでは、それ以外にも多くの資格発行や講習会を開催しています。
■NASM(全米スポーツ医学アカデミー)
1987年にアメリカで設立され、100カ国以上に広まっています。
日本では、オンライン講座を受け、試験を受けることができます。
■健康・体力づくり事業財団
健康運動指導士、健康運動実践指導者の資格を発行しており、40年以上の歴史があります。
5.インストラクター資格団体
最後にトレーナー&インストラクター向けスクール・資格団体のうち、インストラクターの養成コースがある団体、資格を発行している団体について記載していきます。
■JAFA(日本フィットネス協会)
1983年に発足した、日本の団体です。
GFI(グループフィットネスインストラクター)の資格を発行しており、資格取得者は20,000人を超えています。GFIには、ストレッチングエクササイズ、レジスタンスエクササイズ、エアロビックエクササイズ、ウォーキングエクササイズ、アクアウォーキングエクササイズ、アクアダンスエクササイズの6つのジャンルがあり、それぞれ中級、上級とあります。
■AFAA
1983年にアメリカで発足しており、世界73カ国、35万人の会員を誇ります。
AFAA IGFI、AFAA YOGA、AFAA PILATESなど様々な資格を発行しています。
■全米ヨガアライアンス
世界で90,000人以上が登録しているヨガ団体で、200時間のカリキュラムを経て資格が付与される「RYT200」はヨガの世界で最も有名な資格といえます。
■PHIピラティス
大元はアメリカで、日本でも代表的なピラティス資格団体です。
日本でも2,000人以上が資格取得をしています。
■BASIピラティス
1989年にアメリカで設立され、世界40カ国に広がっています。
日本でも4,000人以上が資格取得をしています。
■JCCA(日本コアコンディショニング協会)
2003年に設立され、3,500人以上の会員がいます。
主にストレッチポールを用いた様々な資格を発行しています。
■JSA(日本ストレッチング協会)
2005年に設立され、7,000人以上の資格取得者がいます。
ストレッチに関わる様々な資格を発行しています。
6.まとめ
1990年代、2000年代はトレーナー資格団体、インストラクター資格団体が中心でしたが、2010年代以降トレーナー育成スクールがどんどん増えてきました。
2010年代後半以降は、パーソナルトレーニングジムが増え、トレーナー育成スクールが増えたことでパーソナルトレーナーの数も一気に増えました。
パーソナルトレーナーに関しては、デビュー後どのようにレベルを高めていくか?が昨今の課題だと感じるので、「なるための資格団体、スクール」だけでなく、その後のレベルアップのためのものが増えてきそうです。
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