見出し画像

55.志を立てて、もって万事の源となす。

今日は、『吉田松陰 「人を動かす天才」の言葉ー志を立てることから、すべては始まるー』を読みました。


吉田松陰は、「天下の英才はきっと僕の元から育つ」と予言し、生まれ育ち、かつ松下村塾のある松本村を「小さな村だが、必ずやこの日本国の根幹にならん」との強い自信を抱いていましたが、

実際に有能な志士を数多く世に送り出しました。


世界最高の教育者とも呼ばれる、希代の教育者の言葉や考え方が著者の解説を伴いながら伝わってきますが、本当にアツいです。


まず、冒頭から吉田松陰の学問に対する基準が高く、


「読書はまさに松陰にとっての滋養で、活力の源であったので、一寸の時も惜しんで本を開き、眠気に襲われると、夏は蚊にわざと血を吸わせ、冬ははだしで雪の上を歩き回って睡魔を払った」、とのことでした。


読書においては、松陰は30歳でなくなるまでに1万冊以上の本を読んだといわれて、松陰は「万巻の書」という言葉で表現されている通り、1万冊以上の読書を推奨しています。


1万冊とは、1日1冊を毎日継続的に読んだとしても、30年かかる量です。


加えて、読書をしてインプットをして満足するのではなく、実行することと、読むのと同じくらい書くことに力を使うべしと説いてます。

インプットしたものは、実行されないことには現実が変わらずいみがないですし、書く理由としては、肉体を使うことで忘れにくくなったりする効果があるようです。

松陰は、常に書いていたので、手にいつも固いタコができていたといわれています。]


僕の尊敬する嶋村吉洋さんが毎月30冊程度の本を読んでいることや、「読書量と年収は比例する」ともいわれるように、読書の重要性・効果性は自明なので、達成する目標が大きいなら、それだけ読書量、そしてその学んだことの実行量にこだわっていきます。


いくつか松陰の言葉を紹介して締めていきます。


「たくさんの本を読んで人間としての生き方を学ばない限り、
    後世に名を残すような立派な人になることはできない」


「私を使役して、道を行なうことに心がける者が大人であり、
  反対に、私の欲望を満足させる事を目的とするものは小人である」


「自分のやるべき事に努力を惜しまず働くようでなければ、
  どうして多くの人のために尽くすような立派な人間になれようか」


(参考)「吉田松陰.com」


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集