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叙事詩の創作に必要なのは叙事詩を書かないこと

叙事詩を書く

そんなインスピレーションを受け
ここまで何度も試みたが
一行も書くことができなかった

この叙事詩は
新文明に受け継がれている叙事詩であり
旧世界の神話を書き換える内容になっている
そんなイメージを叙事詩にすることが
凄く頭を混乱させる

新文明の常識や哲学を詩にすることもできる
神の言葉として書くこともできる
しかしそれでは
フォロワーを生みかねない
言葉を与えるものと与えられるもの
そんな分離感も生まれやすい
できれば物語の中に
新文明の常識や哲学
宇宙の法則などが
散りばめられている作品が最適
俺はそう感じているのだ

物語を書く
そうなると主人公が必要だ
誰に旅をさせるか
それが俺は決めることができなかった

主人公不在

叙事詩を一行も書けない理由の一つが
これだった


先日
友人たちと対馬に旅をした
その時に
この悩みを打ち明け
相談に乗ってもらったところ
ようやくわかった

叙事詩の主人公は
俺しかできない

ファンタジーであれば
主人公は空想でもできるだろう
しかし
神話を書き換える
という意図を持つのであれば
神話を書き換えようとしている俺自身を
主人公に据えるのが一番だ

俺自身の人生の葛藤や変化を
詩に綴っていく

それが俺の綴りたい叙事詩になっていくだろう


この叙事詩には
ヒーローズジャーニーや
ヒロインズジャーニー
天才暦を含ませようと考えていた

でも天才暦を考案した友人曰く
俺が俺の行き方をしていたら
勝手にそれは含まれていくとのこと

確かにそうだ

だから俺は
ただ自分の生き方をし
そのプロセスを詩で綴ればいいだけ

極端なことを言えば
叙事詩を書こうとしなくてもいいのだ

俺の生き方を綴れば
書きたい叙事詩になる

そう考えると
これまで俺は
叙事詩を書くことに
執着をしていたのかもしれない

これからは
肩の力を抜いて
叙事詩を書いていくことが
できそうだ

やはり
俺のやることは
俺を生きていくだけなんだな

さぁ
さらに面白くなりそうだ


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