#22 不安やストレスと上手に付き合う方法Part.1

ここ数ヶ月、コロナ自粛を強いられてきたことで、コロナ疲れや自粛疲れ、あるいは不安、ストレスを感じている方が多いと思います。

不安やストレスは睡眠の質を悪化させ、疲労感をさらに増すという負のスパイラルがあるので、できるだけその芽が小さいうちに取り除いてあげたいものです。

今日から何回かに分けて、不安やストレスと向き合、上手に付き合う方法について記事を挙げたいと思います。

不安が起こるメカニズムについて

不安は、特にネガティブな情報に対して、自分がそのことを良く知らなかったり、理解できていない場合に強く起こると言われています。

そのことについて分かりやすく書かれている記事があったので共有します。

私も、人間は「自らの生命に脅威を与えるもの又はそれに準ずるもの」で、かつ「正しい情報が得られていないとき」に不安を覚えるものだと思っています。

自分がするべきことが明確で、それ以外は自分がコントロールできないことならば、迷うことなく「自分がするべきこと」だけに集中すれば良いので不安やストレスはだいぶ和らぐと思います(これについてはPart.2で述べます)。

東日本大震災における教訓

似たような例で、東日本大震災で福島県産の農産物が風評被害にあって全然売れなかったときのこと。

このときも、農産物に放射線がくっついていて、それががんなどを引き起こすのではないか?子供に影響があるのではないか?と不安視されていました。

このときの報道を見ていても思ったのですが、確か、自然界に存在する量やレントゲンを撮ったとき、あるいは医療従事者(特に放射線技師)などと比べても、微量だったと記憶しています。なので、僕自身はそんなに不安や心配は感じていなかったです。

ただ、多くの人は「何が正しい情報なのか?」ということが分からないまま、TV等でいたずらに不安が煽られて、不安を感じた人のSNS等での発信を聞いてさらに不安な気持ちが増していく、という負のスパイラルがあったと思います。

もちろん、放射線は微量でも身体に入れない方がいいですが、がんの発生を本当に恐れるならば、もっと食事に気をつけるとか、運動するとか、タバコを吸わないとか、やるべきことが他に山ほどあります。

要は、できるだけ正しい情報を得て不安を抑え、何か一つの「絶対的に良いこと、もの」を追求するのではなくて、良い面、悪い面を正しく知って、そのバランスの中で生きていくことが大事だと思います。

ただし、専門的な情報はなかなか多くの人に理解してもらいにくく、多くの人に伝わっていかないので、これをどう伝えるか、分かりやすく伝えることはすごい難しいな、ということがそのとき感じた教訓でした。

これは多くの専門家も同じように感じていたのか、最近では、専門家が正しく、できるだけ分かりやすく伝えるよう努力されている嬉しい限りです。

僕も分かりやすい記事を書きつつ、他の専門家の方の取り組みをどんどんシェアしていきたいな、と考えています。

※一方で、ただでさえ情報過多のこの時代、情報源や情報量が多いとそれはそれで読んでもらえず拡散されないというジレンマがあります。それはまた課題かと思っていますが、いずれAI等の発展で解決されていくと期待しています。

ではまた明日!

<了>

↓関連記事↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?